町内小中学校の様子をお知らせするため、定期的に掲載を行っています。
■菊水中学校
○「命の講話」「命の日人権集会」
12年前に本校で起こった痛ましい事件を忘れることなく、命の大切さを全校生徒で考え、語り繋いでいこうと6月7日(金)に、「第1回命の講話」と7月10日(水)に「命の日人権集会」を開きました。「第1回命の講話」では、玉名小学校の校長を最後にご退職され、現在は熊本市の真和中・高等学校の専任講師をされている戸田俊文先生に「ネット社会をかしこく豊かに生きるために」と題してご講話いただきました。人を傷つけない、自分も傷つかないネットとの付き合い方をどうしていくのか、改めて考えさせられた時間になりました。
また、今年度の「命の日人権集会」では、黙祷を捧げた後、全生徒が命の大切さについて作文を綴った中から1年生中山さんが「大切な弟」、砂川さんが「人の個性について」、2年生坂井さんが「小学校5年生で体験したこと」、3年生廣田さんが「私の左耳のこと」と題して発表してくれました。それぞれが家族の大切さや自らの体験、これまで生きてきた中での思いなどを語り、発表後には聞いていた他の生徒から返しの言葉や一言感想文をもらいました。心の交流ができた有意義な時間となりました。
■三加和中学校
○学び合いを通して互いに高め合える生徒の育成をめざして
今年度の中学校校内研究のテーマは「自他の良さを認め、互いに学び合い高め合える児童生徒の育成~コミュニケーションを土台に学び合い、思考し、表現することができる生徒の育成を目指して~」と設定し、全職員が同じ方向性で授業の工夫・改善を行っています。
本誌で前回お伝えしたスキルアップの活動を通して、生徒たちのコミュニケーション能力や自己認知能力を高め、学びの土台を築いています。そのうえで、授業実践では学び合いを通してお互いに学習内容の理解を深めています。
7月には、小中合同の授業研究会を行いました。中学校は「数学」(中学2年生)、小学校は「国語」(小学1年生)の授業を互いに参観し、9年間を見据えた児童生徒の育成のために意見交換をしました。
中学校の数学の授業では、学び合いを通して考え、自分の意見を発表する授業を展開しています。互いに自分の考えを出し合うことで、自分の考えに少し不安を抱いていた生徒も安心して発表をすることができるようになっています。また、聞き手を意識した発表の仕方について、互いの発表を学びながらさらに高めているところです。
今後も小中連携しながら、継続して取り組むことで、互いに学び合い高め合える生徒を育てていきたいと思います。
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