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シリーズ ちょっとの行動 ずーっと健康 vol.19

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熊本県宇土市

9月号は、糖尿病治療食についてお伝えしました。今月は、1日に「どの食品をどのくらい食べてよいか」を具体的にお伝えします。糖尿病食品交換表を使って説明します。
9月号でご紹介しましたが、食品は主に6つのグループに分けられます。

表に記載している食品は一部です。糖尿病治療食は、まず、食品に含まれる栄養素に注目してグループ分けされています。その中で、各食品の80kcalに相当する分量が示されています。例えば、アボカドは野菜の表6に含まれるように思われますが、栄養素で見ると脂質が多い食品ですので、表5に含まれます。また、イモ類やカボチャ、トウモロコシも表6ではなく、炭水化物が多いため、表1に含まれます。

■糖尿病食品交換表の使い方
では、食品交換表の使い方について、ご説明します。はじめに、1日に何kcal摂取するかを決め、80kcalを1単位としてどの食品から何単位分食べるかを考えます。たとえば、1日に1,600kcal摂取すると仮定すると、1日に20単位分食べることになります。単位をバランスよく配分し、食品を選びます。(配分は基準が定められています。)

朝昼夕で分配したら、各グループから定めた単位分の食品を選びます。ポイントは、同じグループでも80kcalに相当する量が異なるということです。それは、食品に含まれる脂質などの量によってkcalが高いものがあるためです。赤身肉とサシが入った肉をイメージするとわかりやすいですね。量をたくさん食べたい方は80kcalに相当する量が多い食品を選択すると、食事の満足度を得ることができます。この時、注意する点は、同じグループ内でのみ食品を交換が可能という点です。例えば、ごはん(表1)を減らす代わりに肉の量(表3)を増やすといった交換はできません。含まれる栄養素のバランスが異なるため、全体の食事バランスが崩れてしまいます。ごはんの代わりにパンを選ぶ、餃子を食べるときはごはんを減らすといった交換は可能です。

今回、食品交換表を例にバランスの良い食事の選び方をお伝えしました。1日に摂って良いエネルギー量は仕事や年齢、性別、体格などにより異なります。糖尿病を治療されている人は、医師や管理栄養士にお尋ねください。

問い合わせ:健康づくり課 健康推進係
【電話】27-3324

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