■中学生が商品開発!?網田産みかんを使ったアイス
網田中2年生が総合的な学習の時間プロジェクトの一環で、地域おこしのために、網田のみかんを使ったアイスを作り、販売する予定です。生徒主導で資金や販売金額、個数などを考え企画し、食品加工会社やプロのコピーライターに教えを受け販売まで着々と進んでいます。
令和6年5月~7月に網田駅や宇土マリーナで販売を開始することを目指しています。
▼そのままでは出荷できないみかんの存在を知る
農業体験時に、網田の特産物「温州みかん」にそのままでは出荷できないものがあることを学びました。そのみかんを利用して、アイスを作り、地域おこしのために販売できないかを検討しました。
▼食品加工のプロにアイス作りを学ぶ
山鹿市の株式会社パストラルが、地域の特産物を生かし、アイス作りを行っていることを知り、現地見学やアドバイスを受けて、アイスの試作品を制作しました。棒アイスとカップアイス(シャーベットとミルクベース)の3種類を試作。
▼プロのコピーライターに商品名のつけ方を学ぶ
博報堂プロダクツ九州支社のコピーライターを講師として迎え、オリジナルアイスの商品名を考える授業を受けました。4班に分かれ、それぞれ思いの詰まった商品名を考案しました。12月中に最終的な商品名が決定する予定です。
▼プロから刺激好きが見つかる
網田中学校2年生 福島 あかりさん
今回の授業では、プロのコピーライターから商品のネーミング方法について学びました。最初は難しそうだと思っていましたが、やってみると意外に言葉がでてきて、私はこの作業が好きで、向いているかもしれないと感じました。
アイスの試作品を食べましたが、優しい甘さの中にほろ苦さもあり、おいしく作ることができました。やるなら全部売れてほしいし、話題になってほしいです。そのために、良いネーミングをつけて宣伝などを頑張りたいと思います。
○好きな絵からアイディアが
網田中学校2年生 荒水 佑太(ゆうた)さん
商品のネーミングを考える授業は、なるほどと思うことが多くて面白かったです。私は、絵を描くことが好きで、思い浮かんだ単語を書く紙に絵を書いていたところ、講師の人たちから、こういった落書きのような絵からでも案の一つになると言われてとてもうれしかったです。ポップな絵が得意なので、ネーミングはもちろんですが、色やデザインなどにもこだわって作っていきたいと思います。
好きなことを見つけることができた。そして、自分を好きになった。そんな子どもたちの成長を地域の人たちは自分のことのように喜びます。
「地域みんなで子育てする。子どもたちを応援したい。」心からそう思っている温かい人たちが周りにいるからこそ、子どもたちはのびのびと自分らしく日々を過ごすことができるのかもしれません。
校区内の学校だけでなく、私立や国立など選択肢の多い時代ですが、その選択の一つとして網田小・中があることを知っていてください。
そして、網田の教育もまだ始まったばかりです。今後も学校、地域、子どもが力を合わせて、より魅力的な学校となるように取り組んでいきます。
子どもの成長とともに、地域の未来は広がっていく。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>