令和3年度からシリーズ化した『ちょっとの行動ずーっと健康』ですが、今年度は、時期に合わせた内容で、健康に関する情報を発信させていただきます。今月は、これから始まる各種健診・検診についてです。
特定健診・高齢者健診では、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)、脳血管疾患(脳出血・脳梗塞)、人工透析、網膜症による失明などの大きな病気のリスクとなる、肥満や血糖高値、血圧高値、脂質異常などの自覚症状のない予兆を発見することができます。
○特定健診(40~74歳)有所見者割合 令和4年度
○宇土市の特定健診受診率は?
(特定健診対象者:40~74歳の宇土市国民健康保険加入者)
実際に、令和4年度の健診でも、自覚症状のない予兆を発見できた人が多くいらっしゃいます。
宇土市はほぼ全ての項目で有所見者割合が県や国を上回っています。
しかし、宇土市では、6割以上の人が健診を受けられていない現状があります。特に40、50代の健診受診率が低いことが課題です。病気を予防するためには、まずは健診を受けて、自身の状態を知ることが大切です。
ご家族や地域の皆さんお誘いあわせいただき、健診を受診し、健康づくりに取り組んでいきましょう!
■「がん」に関する数字
▼2人に1人ががんになる可能性があります。
日本人が生涯でがんになる確率は、58.4%(男性65.5%・女性51.2%)で、およそ2人に1人ががんになる計算です。
※国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」累積がん罹患リスク(2019年)
▼早期発見・早期治療による生存率は90%以上
誰にでもなる可能性があり、命を落とす人も多いがんですが、早期発見・早期治療により5年後の生存率は90%以上であることが分かっています。
○がんと診断されてから5年後の生存率
※公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計2022」
▼でも検診の受診率は…
どの検診の受診率も10%前後です。
(第4次健康うと21ヘルスプラン受診率目標:各がん健診55%以上)
○R4年度宇土市がん検診受診率
○国が推奨する5つのがん検診
・胃がん検診
40歳以上1年に1回
・大腸がん検診
40歳以上1年に1回
・肺がん検診
40歳以上1年に1回
・子宮頸がん検診
20歳以上(女性)2年に1回
・乳がん検診
40歳以上(女性)2年に1回
市が実施するがん検診は通常の約3割の自己負担で受診できます!詳細・申し込みはこちら
〔二次元コードは本紙をご覧ください〕
問い合わせ:健康づくり課 健康推進係
【電話】27-3324
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