大規模な地震や台風などにより大きな災害が発生した場合、人命救助やライフラインの確保が最優先になります。その後は大量に発生するごみ(災害廃棄物)の処理が大きな問題となります。
迅速にごみを処理することが速やかな復旧・復興に繋がります。
ごみ収集車やごみ処理施設などの被害状況によっては、「ごみ出し」の方法が変更になる場合もあります。
■生活ごみと災害廃棄物は分別しましょう
一緒にまとめて捨てたほうが早く片付けられそうですが、ごみの収集にかえって時間がかかってしまいます。
生活ごみの中には、食べ残しなどの生ごみが多く含まれているため、処理が遅れると悪臭や害虫発生の原因になる恐れがあります。
■災害廃棄物を分別しましょう
分別できていないごみをそのまま仮置場に運んでも、さらに分別などをしないと処理業者に引き渡せないため、処理に時間がかかります。
宇土市では、令和2年7月豪雨で発生した災害廃棄物を実際に処理した事業者と検討を重ね、少しでも早く処理ができるよう、次のような分別で収集します。ただし、災害の種類によって分別が変わることがあります。
(1)木くず
(2)コンクリートがら
(3)家電類
(4)畳
(5)布団類
(6)金属くず
(7)ガラス陶磁器くず
(8)瓦
(9)石膏ボード・スレート板
(10)危険物
■生活ごみはごみ置き場に 災害廃棄物は仮置場へ
大量に発生した災害廃棄物は、通常では家庭ごみとして出されないものや、被害により通常どおりの分別では処理できないものが多く含まれます。そのため、ごみ置場とは別に、災害廃棄物専用の仮置場を被災地域内に開設します。
なお、高齢者世帯などで搬送手段がない方には、戸別収集やボランティアセンターと連携した運搬支援体制も検討します。
災害時には皆様にご不便・ご迷惑をおかけすることもありますが、少しでも早く災害廃棄物を処理できるよう、ご理解とご協力をお願いします
問合せ:環境交通課環境交通係
【電話】27-3316
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