1月26日、「子ども議会」が開催されました。各校の代表12名が山都町の将来を考えたまちづくりへの提案や要望などを議員として質問を行いました。
■山都町議会の仕事
■矢部中学校 2年 荒木 一心 議員
[質問]▽学校の生徒が制作したリーフレット等の配置について
現在、通潤橋資料館に矢部中生が制作した通潤橋クイズが展示してあります。今年度は、地域学習で山都町の魅力を紹介したリーフレットや壁新聞の制作を行いました。
そこで、本町の中学生が地域学習で制作したものを観光地に提供することを提案します。
[答弁]商工観光課長
学校での地域学習の成果を、町民や観光客に楽しんでいただくことは有意義なことだと思います。ご提案いただきました、リーフレットやポスターの掲示、地域学習で制作したものを提供いただくことは、皆さんの学習の成果の発表であり、町も歓迎するところです。これまでの展示の実績もあり、前向きに話を進めたいと考えます。
先日開駅した道の駅「通潤橋」にも町内小学校児童の絵が展示されており、町としてもそうした取り組みが実現できるようサポートしてまいります。
■矢部中学校 2年 高呂木 佑樹奈 議員
[質問]▽山都通潤橋IC開通に伴う交通量増加のための安全対策について
矢部中では、昨年11月に高速道路を見学する機会をいただきました。
今後、開通することで観光客の増加と地域活性化が期待されるとともに、交通量の増加が見込まれます。国道218号の道幅は広がっていますが、その他の通学路の安全対策について伺います。
[答弁]学校教育課長
学校等を通じて把握した、安全が不安視される通学路の改善に向け、山都町通学路安全推進会議において、分野ごとに具体的な対策等を検討し、緊急性や危険性の高いものから優先順位をつけ、実施可能な箇所から改善し、山都警察署には交通取り締まりの強化等のご協力をいただいています。対策が未着手で注意の必要な場所等を通行される際は、改善されるまで十分気を付けてください。
[答弁]総務課長
山都町交通安全協会で毎月0のつく日を中心に、町内各所で通学の見守り活動等を行っています。また、各校において交通安全教室等を実施しており、山都町防犯協会では、町民が事件等に巻き込まれないよう啓発活動を行っています。併せて、防犯カメラ設置や防犯灯設置個所の普及など検討しております。
■矢部中学校 1年 伊田 美咲 議員
[質問]▽現在、整備中の新体育館や広場の利用の呼びかけ方法について
「住み続けられるためのまちづくりとして、建設されている新体育館や広場を地域交流の場として活用できないか考えました。そこで、利用促進のためにどのような呼びかけを行うか質問します。防災無線や回覧板、ホームページを活用するなどの予定がありますか。
[答弁]生涯学習課長
総合体育館「パスレル」につきましては、今年4月1日の供用開始を目指し、昨年12月議会で、管理運営を行う指定管理者が決定しました。
公共施設へのチラシ等の設置や、企業体のネットワークを活かした広域へのチラシ配布といった、効果的・効率的な広報活動に取り組むと同時に、見る側を飽きさせないホームページの更新や、SNSを活用した情報発信に取り組まれますので、町も連携しながら施設の管理運営に関わってまいります。
■矢部中学校 2年 井手 頼人 議員
[質問]▽「文化の森」で行われているイベントへの参加者増加のための取組みについて
昨年、4年ぶりに「少女神楽」が奉納され、地域学習で関心を持った生徒や、参加した生徒もおりました。町の文化を残し、継承するために、イベントの参加者を増やすことが重要だと考え、ポスター制作の呼びかけを提案します。
[答弁]生涯学習課長
ご提案のありましたポスター制作等のPRについて、広報やまとに「やまと文化の森だより」のコーナーを設け、企画展のご案内をしております。
3カ月に1回程、催し物のご案内として町内全戸配布や、役場ホームページ、防災無線による広報を行っています。
また、昨年8月に、やまと文化の森では独自のホームページを立ち上げ、インターネットを活用した情報発信に努めております。皆さんもアイディア等ございましたら、やまと文化の森までご相談ください。
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