■パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度について
多様化する性への理解を深める法律「LGBT理解増進法」が6月に施行され、性的少数者に対する理解が求められています。また、複数の調査機関が日本の人口の3~10%がLGBTQに該当すると公表しています。
山鹿市では、性的少数者当事者による講演などを通じて市民の皆さんの理解増進に取り組むとともに、パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度に着目し、現在制度の効果や課題について調査に取り組んでいます。
誰もが安心して暮らせる山鹿市になるように皆さんの理解と協力をお願いします。
◆ファミリーシップ宣誓制度
同性のカップルなどを「結婚に相当する関係」と認めるパートナーシップ宣誓制度のもと、同居する子どもも家族として認める制度。
◆パートナーシップ宣誓制度
同性カップルの婚姻が法的に認められていない日本で、LGBTQカップルに対し結婚に相当する関係であるという証明書を発行し、さまざまなサービスや社会的配慮を受けやすくする制度。
▽LGBTQとは
L:レズビアン
性自認、性的指向ともに女性
G:ゲイ
性自認、性的指向ともに男性
B:バイセクシャル
男性、女性両方に恋愛感情や性的欲求を抱く人
T:トランスジェンダー
体の性と性自認が異なる人
Q:クエスチョニング
自分の性別や性的指向を探している状態の人
■これまでの山鹿市の取り組み
▽令和5年
11月
・市民アンケート実施
2千人規模での意見収集
10月
・人権擁護審議会
制度導入についての説明・意見交換
9月
・幼保小中高部会講演会
性の多様性についてのお話(曽方晴希(はるき)さん)
・市民啓発部会講演会
多様な性・多様な生き方(こうぞうさん)
7月
・くらしとじんけん第19集(全戸配布)
性的マイノリティーの理解拡大
6月
・人権のまちづくり推進協議会総会
同性婚裁判のお話(こうぞうさん)
4・5月
・実施市町の現況調査
熊本市・合志市・阿蘇市の取り組みに学ぶ
▽令和4年
・地域講演会(中学校区別に5回開催)
性的マイノリティーの人々の思い(曽方さん)
▽令和2年
・第15回やまが人権フェスティバルにて講演
「一般財団法人日本LGBT協会」代表理事 清水展人(ひろと)さん
▽令和元年
・山鹿市役所 職員研修にて講演
「くまにじ」弁護士 森あいさん
▽平成30年
・山鹿市各種申請書の性別記載欄の見直し
・人権のまちづくり地域講演会
「ともに拓くLGBTQ+の会くまもと」代表 今坂洋志(ひろし)さん
■今後の予定
・第19回やまが人権フェスティバル
吉井奈々(なな)さん(トランスジェンダー)講演
・「広報やまが」取り組み状況お知らせ
・アンケート集計・考察・公表
・人権擁護審議会開催
・「くらしとじんけん」全戸配布
問合せ:人権啓発課
【電話】43-1199
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