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特集 スポーツの秋 モルックを楽しもう!

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熊本県氷川町

ルールは簡単。
同じフィールドで
子どもから大人まで誰でも楽しめる
それがモルック。

■新しいスポーツ
今月号はスポーツの秋にちなんで「モルック」をご紹介します。
皆さんはモルックをご存じですか。簡単なルールで誰でも楽しむことができるとテレビやSNSで取り上げられる機会が増え、近年広がりを見せているスポーツです。今年8月には、北海道函館市で日本で初めてモルック世界大会が開催され、日本のチームが初優勝を果たしたこともニュースとなりました。
モルックが生まれたのは、北欧の国フィンランド。伝統的なキイッカというゲームを元に、1996年に開発されました。母国フィンランドでは、ビールとサウナを楽しみながらプレイされる気軽なスポーツとして親しまれています。

■氷川町でのモルック
氷川町でモルックが行われるようになったのは、新型コロナウイルス感染症の流行がきっかけでした。町民の皆さんにスポーツを楽しんでもらいたいけれど、これまでのように大人数が集まって大会を開くことが難しい。そうした状況が続く中、大津町でモルックの日本大会が開かれたというニュースを見た生涯学習課の職員が、これなら少人数で屋外で楽しめると提案したことが始まりでした。
早速道具を揃えて、スポーツ推進委員と町職員で地区や団体、学校などに出向き、普及を進めてきました。その数はこれまでに20ケ所、参加者は500人余りになります。
現在では、町民体育祭冬季大会の種目として取り入れているほか、スポーツ推進委員協議会主催のモルック大会も年2回開催されており、参加者は回を重ねるごとに徐々に増えています。
モルックは道具さえあればすぐ始めることができます。地域で、仲間や職場で、新しいスポーツを始めてみませんか。

モルックの魅力・ルールを紹介します!

■みんなでモルックをやってみよう。
今年4月に結成された氷川町モルック部とスポーツ推進委員の皆さんでモルックにチャレンジ。ゲームが始まると年齢も性別も関係なし。お互いに戦略を考えながら、熱いゲームが繰り広げられました。

スポーツ推進委員協議会主催のモルック大会には1回目から参加しています。モルックの魅力はなんと言っても「頭を使うところ」。得点の計算はもちろんですが、スキットルをどう倒すか、それにはモルックをどう投げればいいかと頭を使います。単純なルールですが、思った通りに進まないのも面白さだと思います。モルック部は4月から活動を始めて、現在13人で活動をしています。これからも子どもから大人までいろいろな人たちとモルックを楽しんでいきたいですね。
モルック部のお問い合わせは生涯学習課まで
氷川町スポーツ協会 モルック部長
土肥 幸憲(ゆきのり)さん(下鹿島)
※環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

■知っておきたいモルックのルール。
モルック(投げる木の棒)を3~4メートル先のスキットル(ピン)めがけて投げて、その倒れた内容によって加算していきます。倒れたスキットルは倒れた地点に再び立て、再びモルックを投げるを繰り返し、先にぴったり50点になった方が勝ちです。モルックのルールはとても簡単。だから盛り上がります。

▽モルックは下から投げる
モルックの持ち方にルールはありませんが、投げるのは必ず下から。狙いを定めるのが、簡単そうに見えて意外と難しい。

▽決められた位置から投げる
地面に置かれたモルックを投げる位置に触れたり、踏み越えたりするのはNG。

▽目指すのはぴったり50点
点数が50点を越えてしまった場合は、25点に戻ってやり直しとなります。

▽複数本倒れたら本数=得点
写真の場合は10本のスキットルが倒れているので「10点」を加算します。完全に倒れているものだけを数えます。

▽1本だけ倒れたら書かれた数字=得点
写真の場合は「9」と書かれたスキットルだけが倒れているので「9点」を加算します。

参考:一般社団法人モルック協会 公式ホームページ

■気軽にモルックを楽しむ。
生涯学習課では、モルックセットを無料で貸し出しています。初めてでルールなどがわかりにくい場合は、スポーツ推進委員が伺い、ルールの説明や点数の付け方などをフォローします。電話または窓口でお気軽にお問い合わせください。

問合せ:生涯学習課
【電話】0965-52-5860

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