1.私たちにできることは?認知症サポーター養成講座で接し方などを勉強
2月16日、湯前小学校体育館で「認知症サポーター養成講座」を開き、同校の5年生児童が参加。児童らは認知症に関する絵本の読み聞かせや講話を聞いた後、グループに分かれて「認知症の人のために私たちができること」などを話し合い、認知症への理解を深めました。
講座を終え、石神絵愛(えめ)さん(古城)は「認知症の人の立場に立って接し方を考え、行動することが大切だと感じた」と学びを振り返りました。
2.人生の節目に形に残る思い出を 還暦者記念植林
2月17日、浅鹿野区内の町有林で還暦者記念植林を開催。令和5年度中に還暦を迎える対象者のうち8人が参加し、植林作業に汗を流しました。
同植林は人生の節目である還暦を迎える人に、郷土を愛し、健康で心豊かに過ごしてもらいたい、という思いで昭和27年度から始めたもの。今回はスギの苗を植林。参加者には記念品として、トゲなしレモンの苗1本を贈りました。
3.熊本高専生がプログラミングを指導 熊本高等専門学校主催「プログラミング講座」
熊本高等専門学校が主催するプログラミング講座が、2月25・26日に農村環境改善センターで開かれ、町内外から47人の小中学生が参加。同校の学生が講師となり、訪れた子どもたちに優しく、分かりやすくプログラミングを教えました。
同講座は都市部に比べて科学技術に触れる機会が少ない地方の小中学生に、さまざまな体験をしてもらいたいとして開かれているもので、本年度2回目の開催となりました。今回は(1)プログラミング玩具(がんぐ)「embot(エムボット)」を使ったじゃんけんロボットのプログラミングと(2)Scratch(スクラッチ)プログラミングでのドローン飛行を体験。ゲームのような感覚で高度な技術に触れられる貴重な体験となりました。
4.健康につながる歩き方を学ぶ ゆのまえ健康づくりウォーキングイベント
2月24日、農村環境改善センターで「ゆのまえ健康づくりウォーキングイベント」を開催しました。始めに開いた講演会では、熊本大学教育学部の中川保敬教授が「簡単で効果的なウォーキング」と題して講演。正しい歩き方などを学んだ後は実際に町内を歩きました。
同センターをスタート・ゴール、里宮神社と下里御大師堂をチェックポイントとしたコースを歩いた参加者ら。ゴール後はぜんざいを食べて体を温めました。
5.1年間で多くの人の支えに「おだやかな居場処『光』」1周年報告会
植木地区の地内豊子さん(80)宅敷地内にある心の拠(よ)り所「おだやかな居場処『光』」の開所1周年を記念した報告会が先月7日に開かれ、人吉球磨地域精神保健福祉ボランティア「麦の会」の役員や湯前町社会福祉協議会の椎葉正博事務局長などが出席しました。
『光』は精神・発達障がいのある人や引きこもり状態の人、不登校の児童生徒、支援する家族など、生きづらさや悩みを抱えた人たちの心の拠(よ)り所になれば、という思いで開所された場所。報告会では、これまでに受けた相談など、13ケースの支援内容を地内さんが報告しました。地内さんは1年間の活動を振り返り「障がい者支援施設の代表が相談に来たり、付き添いで幼い子どもが来たりなど、誰でも来てくれる心地よい場所になっていっていることがうれしい。今後も周りの皆さんの優しさをもらいながら、ゆっくりと歩みを進めていきたい」と笑顔を見せました。
6.19年間紡いできた継承活動で特別賞受賞 くまもとの笑顔・未来を創る児童生徒表彰
湯前中学校の2・3年生生徒が「くまもとの笑顔・未来を創る児童生徒表彰」で特別賞を受賞。同表彰は「地域のために、ひたむきに頑張っている子どもたちを励ますこと」「熊本を笑顔にするよい行いを広く県民に知らせること」を目的に、熊本県教育委員会が毎年行っているもの。同校は19年前から取り組んでいる伝統芸能継承活動が評価されての受賞となりました。
2・3年生を代表して、前生徒会長の松本空さん(3年・田上)は「先輩たちから受け継がれてきた活動が評価され、先輩たちと一緒に表彰を受けたようでうれしい」と受賞の感想を話しました。新生徒会長の吉田楽々(らら)さん(2年・野中田1)は「私たちが継承している伝統芸能は湯前町の良さが詰まったもの。湯前町が大好きという気持ちを伝統芸能の中で表現できるようにしたい」と、ことしの継承活動に意欲を見せました。
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