■野菜を食べて高血圧対策
▽高血圧の有病率(湯前町・国・県)
令和4年度の健診結果では本町の高血圧の有病率は13.2パーセントで、国(7.9パーセント)・県(8.7パーセント)と比べて高い状態となっています。高血圧は生活習慣病の原因の1つでもあります。若いうちから健康的な食生活・運動を続け、適正体重・適性血圧を維持することが大切です。
▽健康的な食生活のために
(1)野菜をたっぷり取りましょう!
野菜に多く含まれるカリウムには塩分を体外に出す働きがあり、正常な血圧を保つために必要な栄養素です。毎日の食事に野菜をあと1皿(100グラム)プラスしましょう
1日の野菜摂取量の目標:350グラム(緑黄色野菜120グラム・淡色野菜230グラム)
(2)食事は野菜から食べましょう!
野菜から食べ始めることで、食物繊維の働きにより、食後の血糖上昇が緩やかになります
▽おいしく楽しく野菜を食べるには
(1)野菜は生より加熱して食べる
野菜はサラダなど生で食べるより、煮る・蒸すなど火を通すことでたくさん食べることができます。電子レンジを使うと手軽に加熱できます
(2)汁物やスープは具だくさんに
汁物やスープは野菜をたくさん入れて具だくさんにしましょう。具をたっぷりにすることで、汁が少なくて済み、減塩にもなります
(3)カット野菜や冷凍野菜を上手に使う
野菜を洗ったり切ったりする手間が省け、時短調理につながります。コンビニやスーパーで手軽に買えるため、一人暮らしの人にもおすすめです
栄養士 熊部英恵
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