■若いうちから骨粗しょう症予防
骨粗しょう症は、加齢や生活習慣などで骨密度が激減して骨がスカスカになり、折れやすくなる病気となっています。女性ホルモンの「エストロゲン」が大きく影響するため、女性に多いです。閉経後にエストロゲンが低下すると、骨密度が低下して、骨粗しょう症を発症しやすくなります。若い女性や男性でも栄養不足や運動不足、月経不順(女性)などで発症することがあります。予防対策で骨を丈夫にしましょう。
参考:厚生労働省「スマートライフプロジェクト」
▽予防対策
(1)食事
・カルシウム(男女ともに不足)…骨の主成分。乳製品や大豆製品、小魚などを1日700ミリ摂りましょう
・ビタミンD(男女ともに不足)…日光浴や魚、きのこなどを摂取するとカルシウムの吸収を高めます
・ビタミンK…納豆や緑黄色野菜などを摂取することで丈夫な骨を維持します。不足すると骨折しやすくなります。「たんぱく質」や「ビタミンB群」も丈夫な骨を作ります
(2)運動
ジョギングやウォーキング、階段の上り下りなど、骨に刺激を与えて丈夫にします
(3)適度な日光浴
ビタミンDの80パーセントは日光に当たることで合成されます。過度な紫外線対策を避けましょう
(4)禁煙
喫煙は骨に悪影響を与えます。喫煙を続けると骨密度が低下します
(5)骨粗しょう症検診(湯前町レディース健診)
対象者:30歳以上の女性
自己負担金:700円(70歳以上は無料)
時期:次は冬ごろを予定しています
場所:総合健診センターコスモ
保健師 東和美
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