◆緑色(みどりいろ)のカナヘビがやってきた!
いきもの学習(がくしゅう)センターでは日本(にほん)に生息(せいそく)しているさまざまな爬虫類(はちゅうるい)を飼育(しいく)していますが、2023年(ねん)11月(がつ)24日(にち)より、“ミヤコカナヘビ”が仲間(なかま)入(い)りしました!ミヤコカナヘビは、名前(なまえ)のとおり沖縄県(おきなわけん)の宮古諸島(みやこしょとう)にしか生息(せいそく)していないカナヘビです。鮮(あざ)やかな緑色(みどりいろ)の体色(たしょく)をしており、全長(ぜんちょう)約(やく)30cmで体(からだ)の半分(はんぶん)以上(いじょう)もの長(なが)さのある尻尾(しっぽ)を持(も)っているのが特徴(とくちょう)です。実(じつ)は、ペット目的(もくてき)での乱獲(らんか)く、外来種(がいらいしゅ)による捕食(ほしょく)、土地開発(とちかいはつ)等(など)により、野生(やせい)に生息(せいそく)している個体数(こたいすう)が激減(げきげんして)います。今(いま)では環境(かんきりょうしょう)省レッドリスト2020で、ごく近(ちか)い将来(しょうらい)らいにおける野生(やせい)で環境省(かんきょうしょう)の絶滅(ぜつめつ)の危険(きけん)性(せい)が極(きわ)めて高(たか)いとして、絶滅危惧(ぜつめつきぐ)IA類(るい)(CR)に選定(せんてい)されています。当園(とうえん)は絶滅(ぜつめつ)から守(まも)る取(と)り組(く)みの一環(いっかん)として上野動物園(うえのどうぶつえん)から導入(どうにゅう)し、繁殖(はんしょく)や啓発活動(けいはつかつどう)に取(と)り組(く)んでいます。また、私(わたし)たちの身近(みぢか)に生息(せいそく)しているニホンカナヘビを隣(となり)に展示(てんじ)しており、比較(ひかく)しながら観察(かんさつ)をすることができます。九州(きゅうしゅう)の動物園(どうぶつえん)では、ここでしか見(み)ることができませんので、ぜひミヤコカナヘビに会(あ)いにきてくださいね。
飼育員(しいくいん) 白木(しらき) みちる
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