玉名市に伝わる神楽(かぐら)は『肥後神楽』と呼ばれる系統のもので、玉名市の重要無形民俗文化財に指定されています。また、米作りをテーマにした菊池川流域日本遺産の構成文化財の一つにも数えられています。簡素でありながら優美さも併せ持ち、鬼神楽は力強く勇壮です。
■小天天子宮 火の神祭り
日時:10月12日(土)午後7時~午前0時
場所:小天天子宮(天水町小天1170)
駐車場:JAたまな天水総合支所
この天子宮は、肥後国司(こくし)の道君首名(みちのきみおびとな)が和銅(わどう)6年(713年)に建立。肥後と筑後で流行していた疫病を治めるため小天上有所(かみうそ)に忌屋(いみや)を建てて祈願を行いました。疫病は治まり、それが本当かを知るために火渡りを3度行いましたが、やけどを負わなかったそうです。「火渡り神事」は、このような故事に倣(なら)ったもので、約1300年の歴史があります。この祭りは、玉名市重要無形民俗文化財に指定されています。
■四十九池神社 秋季大祭
日時:10月15日(火)午後7時~9時
場所:四十九池神社(玉名市築地1562)
駐車場:築地四十九台公園
地元住民らが手作りした花火が境内で打ち上げられます。参道と鳥居を火玉が猛スピードで往復する「ねずみ火」で花火が始まり、竹製の矢「流星(りゅうせい)」や火花をまき散らす「傘火(かさび)」など伝統的な花火6種が次々に空を舞います。三味線、笛、太鼓で構成される楽は、例大祭では12曲
が演奏されます。この楽と花火は、玉名市重要無形民俗文化財に指定されています。
問合せ:文化課
【電話】75-1136
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