4月に玉名市女性・子ども相談室に設置した「玉名市こども家庭センター」。地域の施設や機関が連携・協力して、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を提供するために設置されました。子育てに悩みは付きもの。お父さんが、お母さんが、子どもが、笑顔になれる時間が少しでも増えるよう、本市ではさまざまなサポートを行っています。今月号は子育て特集です。
■妊娠期
・初めての妊娠、出産で心配
・誰に相談すればいい?
*(本紙)P.03 母子保健推進員の妊婦訪問
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[玉名市こども家庭センター]
・保健センター
・母子保健推進員
・医療機関
・保健所
・警察署
・児童家庭支援センター
・保育園・幼稚園・こども園
・児童相談所
・児童発達支援センター
・NPO
・ボランティア
・子育て支援センター
・児童館
・学校・教育事務所・学童
みんなで協力して支えます!
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■出産後
・離乳食の進め方が分からない
・母乳やミルクは足りてる?
*(本紙)P.03 母子保健推進員の赤ちゃん訪問
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■乳幼児期
・子どもの発育や発達が気になる
・どこかで子どもを遊ばせたい
・こんなこと誰に聞いていいか分からない
*(本紙)P.04玉名市子育て支援センター
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■子育て期
・子育てがつらい、イライラする
・子どもの問題行動に困っている
・子どもと少し離れたい
*(本紙)P.06 利用者支援事業
*(本紙)P.10 たまなファミリー・サポート・センター
※本特集で紹介するもの以外にも、はじめてのもぐもぐ教室(離乳食教室、4カ月児対象)、のびのび子育て栄養相談(保健センターで予約受付)、ショートステイ・トワイライトステイなどのサポートがあります。
◆地域で活動する母子保健推進員 地域の子育て相談役が家庭訪問
母子保健推進員は、親子の身近な相談相手となり仲間づくりを支援する子育て応援団です。行政とのパイプ役となり、育児不安などの課題の早期解決にもつなげています。本年度は各地区で35人の母子保健推進員が活動中です。妊娠9カ月の妊婦さんと生後3カ月ごろの赤ちゃんには家庭訪問を行っています。
◇妊娠9カ月の妊婦さん訪問
・森圭(もりけい)さん
母子保健推進員3年目/3児の母
活動の中で地域の交流ができ、私も育児真っ只中ということもあって担当のお母さんと話すのはとても楽しいです。これからも訪問によってお母さんが安心して子育てできるよう努めていきます
・谷水麻由(たにみずまゆ)さん(28歳、石貫)
1児の母/第2子を妊娠中
母子保健推進員さんの訪問があると、相談しやすいです。長女を妊娠したときは1人目で不安もあり「何かあったら連絡しよう」と、担当の母子保健推進員さんの連絡先を常に母子手帳に挟んでいました。
◇生後4カ月の赤ちゃん訪問
授乳、お母さんの睡眠や体調、予防接種、健診などの状況確認に加え、不安や心配事の相談にも応じます。
・今度は私が役に立ちたい
岩崎亜希子(いわさきあきこ)さん
母子保健推進員5年目/3児の母
3人目の子どもが小さいころ、夫の長期出張が決まり「1人で育てるなんて無理」と不安定になったことがありました。そのとき保健センターで話を聞いてもらうと安心して涙がこぼれ、誰かにちゃんと見守られていると感じたんです。とても救われたので、今度は私が役に立ちたいと思い母子保健推進員になりました。子どもにとって一番大切な家庭を守るためにも、お母さんに寄り添いできることをしていきたいと思います。
・担当がいる安心感
松野由衣(まつのゆい)さん(34歳、中)
1児の母/6月に長男の陽斗(はると)くんを出産
子育てをしていると誰とも話さない日もあります。夫が仕事から帰ってくると1日のことを全部話している自分に「私は大人と話したかったんだ」と思ったこともありました。そんな中、岩崎さんとゆっくり話ができて、とても心が軽くなりました。共感してもらえるのはありがたく、自分に担当の人がいるというだけで心強いです。「何かあっても岩崎さんに相談すると良いから大丈夫」と思えます。
※本特集に記載する年齢は取材当時のものです。
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