■ICT教育における 玉名市の取り組みについて
文部科学省の「GIGA(ギガ)スクール構想」の下、1人1台のタブレット端末を配備し、玉名市内の小中学校では、令和の新しい学びのスタイルとして、令和3年度から授業や家庭学習においてタブレット端末の積極的な活用が図られています。今後も子どもたちの情報活用能力の育成、ICTを効果的に活用した授業改善、校務の情報化に取り組んでいきます。ICTのさらなる推進を目指して、現在の玉名市独自の取り組みについてご紹介します。
□玉名市学校教育報化推進計画の策定
教育委員会では、文部科学省が提示した「GIGA(ギガ)スクール構想」を受け、教育情報化の取り組みの方向性を示した推進計画を令和5年2月に策定しました。ICTを活用した学校づくりを推進するため「新しい学習スタイルの構築と校務の情報化の推進」を基本方針に掲げ、学校と連携・協力しながら教育の情報化を進めています。
□玉名市とソフトバンク株式会社との教育事業連携に関する協定
令和5年8月に、玉名市はソフトバンク株式会社と、より最適な教育・学習環境を整備することを目的とし、教育事業に関する連携協定を締結しました。
具体的な取り組みとして、より充実したプログラミング学習が可能となるように、9月と11月に1カ月間、希望する市内小中学校に人型ロボットPepperepper(ペッパーペッパー)(※以下「ペッパーくん」)を配置しました。子どもたちがタブレット端末からペッパーくんに指示を送り、送った指示どおりにペッパーくんが動いたり発言したりして、楽しくプログラミング学習を行うことができました。また、朝のあいさつ運動やラジオ体操をペッパーくんと一緒に元気よく行っている学校もありました。
□保護者の皆さまへ 家庭のWi-Fi環境整備について
玉名市は、タブレット端末持ち帰り学習を積極的に進めて行くことで、学校での学びと家庭での学びを結び付けることができ、子どもたちが自ら進んで学びを深めていくことができるようになると考えています。そのため、現在は、全ての児童生徒がいつでも家庭でタブレット端末を活用した学習ができるように、Wi-Fi(ワイファイ)環境が整っていない家庭の児童生徒には、無償でモバイルルーターを貸与しています。
しかしながら、今後も学習用タブレット端末の家庭での活用を続けていくためには、ご家庭におけるWi-Fi環境の整備が不可欠となってきます。そこで、Wi-Fi環境が整っていない家庭におかれましては、子どもたちの学びの一層の充実のために、Wi-Fi環境の整備についてご検討いただきますようお願いします。
問合せ:教育総務課
【電話】75-1133
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