玉名警察署だより その(54)

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■自転車ヘルメット着用努力義務化
令和5年4月から、自転車に乗る人全員にヘルメット着用の努力義務が課されることになりました。自転車事故で亡くなった人のうち約6割の人が頭部を負傷しています。ヘルメットを着用すれば、事故に遭ったときの死亡・重傷リスクを減らすことができます。

■自転車利用者に対するワンポイントアドバイス
(1)歩道を通行するときは車道寄りですぐに停止できるような速度で通行すること。
(2)自転車の並進は迷惑かつ危険な行為。一列で走行すること。
(3)ながらスマホは、周囲の状況を把握できない、危険回避の行動が遅れるなど、とても危険な行為なので絶対しないこと。
(4)頭部を守るためにヘルメットを確実に装着すること。

■万が一の事故に備えて(自転車保険への加入義務化)
自転車事故の被害者の経済的な救済確保と加害者の経済的負担の軽減を図るため、令和3年10月1日から、自転車損害賠償保険等(自転車保険)への加入が義務化されています。
過去には約9,500万円の賠償命令の事例もあります。各損害保険や共済などの会社、保険代理店、自転車販売店などにお問い合わせください。

■電動キックボードの取り扱いに注意
令和5年7月1日から、電動キックボードなどに対応する「特定小型原動機付自転車」という新たな車両区分ができました。

「特定小型原動機付自転車」とは：
◎車体は長さ190センチ以下・幅60センチ以下
◎原動機の定格出力0.6kw以下
◎最高速度20km以下
◎オートマ(AT機構)である
◎走行中に最高速度設定を変更できない
◎最高速度表示灯が備えられている

条件を満たしていない場合、形状が電動キックボードでも「一般原動機付自転車」に分類され、車両区分に応じた交通ルールが適用され、車両区分に応じた運転免許証が必要です。市販されている電動キックボードの中には海外製のものが混在していて、日本では公道走行ができないものがあり、特に注意が必要です。

問合せ：玉名警察署
【電話】74-0110