ヒトパピローマウイルス(HPV)は、女性の多くが「一生に一度は感染する」といわれるウイルスです。感染しても、ほとんどの人ではウイルスが自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。感染を防ぐことががんにならないための手段です。
●対象者
・定期接種対象者
小学校6年~高校1年相当の女子※原則保護者同伴
・キャッチアップ接種対象者
平成9年4月2日生まれ~平成20年4月1日生まれの女子
※接種日現在、本市に住民登録をしている人。
◎高校1年相当の女子とキャッチアップ接種対象者は令和7年3月31日まで無料です。
●対象ワクチン
2価(サーバリックス)、4価(ガーダシル)、9価(シルガード9)
接種場所:委託医療機関(市ホームページをご確認ください)
※委託医療機関以外で接種を希望される場合は事前の手続きが必要です。玉名市保健センターへご連絡ください。
接種方法:委託医療機関に事前に予約を入れ、接種当日は母子健康手帳と予診票を持参してください。
■接種間隔・回数
□サーバリックス(2価ワクチン)
標準的には1カ月の間隔を空けて2回接種後、1回目から6カ月の間隔を空けて1回接種。
□ガーダシル(4価ワクチン)
標準的には2カ月の間隔を空けて2回接種後、1回目から6カ月の間隔を空けて1回接種。
□シルガード9(9価ワクチン)
1回目の接種が15歳未満で受ける場合:標準的には1回目と2回目の間隔を、6カ月空け、2回接種。
1回目の接種が15歳以上で受ける場合:標準的には2カ月の間隔を空けて2回接種後、1回目から6カ月の間隔を空けて1回接種。
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■ワクチン接種の効果
サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんの原因の50~70%、シルガード9は子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
■2価・4価HPVワクチンと9価ワクチンの交互接種について
HPVワクチンの接種は、原則、同じ種類のワクチンで実施します。交互接種に当たっては、接種される人と保護者に対し、医師が十分な説明を行った上で実施することは差し支えないことになっています。
■HPVワクチン接種後に症状が生じた場合の相談窓口
接種後に症状が生じた場合は、まず接種を受けられた医療機関へご相談ください。
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