ー考えよう、インターネットと人権のことー
ネットは便利です。様々な活用により、コミュニケーションの輪が広がり、今やなくてはならない物になりました。では、インターネットと人権はどのように関係しているのでしょうか。自由に表現できる一方、守らなければならないルール・権利があることを忘れてはいけません。近年、インターネット上の人権侵害は、増加傾向にあります。
■「普段のインターネットの使い方を振り返ってチェックしてみませんか?」
check!
・SNSに投稿するとき、普段、人と話すときよりも、つい強い口調になる。
・グループで話すとき、みんなで一人をからかうときがある。
・他の人に対する批判や自分の意見をよく書き込んでいる。
・面白いと思った投稿や共感できる投稿を見つけたら、すぐ拡散している。
・自分や他人の人が写った写真や動画を日常的に投稿している。
・自宅や学校、よく行く場所で撮った写真や動画を日常的に投稿している。
・他の人が投稿した写真や動画を投稿者に確認せず他のSNSに投稿している。
・冗談のつもりで、他の人やお店に関するうそや大げさな表現を含んだ投稿をしたことがある。
・インターネットで知り合った人に、自分の写真を送ったり、直接会ったりしたことがある。
■トラブルの事例
・ネットいじめ
・著名人に対する誹謗中傷
・個人情報の投稿や拡散
・性犯罪、児童ポルノ
・インターネットでの差別…特定の民族を対象にした差別、特定の地域を同和地区と指摘する差別
・その他にも精神的苦痛を感じ平穏な生活が脅かされている事例があります。
■ネット被害から自分を守るために
インターネット上での発信や他人の投稿をシェアする前に、誰かを傷つけたり、自分自身を危険にさらしているかを注意深く考える。
■ネットで相手を傷つけないために
インターネット上でも実生活でも互いを思いやること。そして、誰もが楽しく利用できるよう一人ひとりが意識する。
■子どもの人権を守ろう
有害な情報から守るための手段として「フィルタリング」があります。「青少年インターネット環境整備法」では、携帯電話の事業者は青少年利用者に対し、フィルタリング措置を行うことが義務付けられています。
■一人で悩まず、相談しよう
最寄りの法務局か人権擁護委員が最善の方法を一緒に考えます。
その際は、具体的な被害内容をメモしておきましょう。
公益財団法人人権教育啓発センター制作「インターネットと人権」を参考に作成しました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>