■第25回くまもと県北病院市民公開講座
「サプリメントと薬の正しい知識」~正しい知識で健康長寿~
令和6年1月13日に開催しました市民公開講座には、多数のご参加を賜り厚く御礼申し上げます。
おかげさまで会場38人、オンライン36人の計74人にご参加を賜り、大変嬉しく思います。
日本では、急激な少子高齢化が進み高齢者人口の増加で医療費が増え続けています。高齢者が増えると、病気になる人が増えるため、一人あたりの医療費は同じでもトータルの医療費は多くなります。また、医学が進歩し、新しい医療技術や画期的な治療薬が開発されることで必要な費用も加わります。
今回、「ポリファーマシーの概念と重要性」、「おくすり手帳を上手に活用し薬害から自分の身を守ろう」、「サプリメントで健康を守るために薬剤師が関わること」をお話しさせていただきました。頭が痛い、おなかが痛い、熱があるなどは日常によく起こる症状ですが、それらの症状の影に重大な病気がひそんでいることもあります。特に、突然生じた症状や、今までに経験のない症状には注意が必要です。市販薬を使用するか?それとも医療機関を受診すべきか?判断に迷うときには、薬剤師にご相談ください。
(1)症状に合う薬を服用する(2)生活に合う薬を選ぶ(3)体質や服薬状況に応じた薬を選ぶ、中で市販薬やサプリメントを購入する際は薬剤師に相談しましょう。
「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」ためにかかりつけの薬剤師を持ち、上手に活用してください。
くまもと県北病院 薬局長 村本慎悟
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