■第30回市民公開講座『どうもないから大丈夫?健診で生活習慣病を早期発見!』
「どうも無いから大丈夫」と、健診を受けなかったり紹介状が出ても精密検査に行かず治療を始めなかったりして、重い病気になられる人をお見受けします。がんも含めて生活習慣病のほとんどは、早期には自覚症状がありません。症状が出ないうちに進行して、放置すると重い合併症を引き起こしてしまいます。
40歳以上の人は、生活習慣病の健診(特定健診や人間ドック)を毎年受けましょう。がん検診も、推奨年齢になったら定期的に受けましょう。健診の結果で精密検査や治療の紹介状があったら、必ず医療機関で相談しましょう。健診で病気が見つかっても、大丈夫。早期発見が早期治療に繋がり、薬を飲んででも数値が良くなれば健康体を維持できます。その結果、健康寿命を延ばすことができます。
くまもと県北病院に併設の健康管理センターは、昭和51年から玉名の地で続く健診機関です。健診専門の医療機関は、有明地区では当センターだけです。しかも病院併設のメリットを生かして、迅速な精密検査や治療が可能です。年間延べ3万人以上の人に、健診をご利用頂いております。
健診は、健康の通知表です。病気にならないようにする1次予防、早期発見・早期治療につながる2次予防の両方に役立ちます。普段から食事や運動の健康な生活習慣に取り組み、生活習慣病を予防できていることを健診で確認しましょう。治療が必要な場合はすぐに相談できるように、かかりつけ医を作っておきましょう。
くまもと県北病院 健康管理センター
センター長 佐藤龍一郎
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