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人権つうしん こころ~高齢化社会と人権~

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熊本県玉東町

■敬老の日について
9月16日(月曜日)は、敬老の日ですが、「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」という趣旨で、そのルーツは兵庫県にある村とされています。当時の村長が「お年寄りを大切にして村の発展のために知恵を借りよう」と提唱し、敬老会を開催したことが発祥とされています。当初から、おじいさん・おばあさんを大切にする目的がありました。

■高齢化社会と人権
広辞苑では、高齢化社会とは、「総人口のうち、高齢者の割合が大きくなってきた社会。一般に国連の報告書に従い高齢化率が7%を超えた社会をいい、日本は1970年をそのはじめとする。また、高齢者とは、WHOの定義では65歳以上の者。高齢化率とは、65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合」とあります。
玉東町の高齢化率を下の表で見ると65歳以上人口1,900人が総人口5,187人に占める割合(高齢化率)は36・6%になります。また、熊本県全体では、32・3%(令和5年10月1日現在)です。今後も、高齢者の割合は増加することが見込まれます。
次に、高齢化社会が進んでいる中で高齢者の人権問題が顕在化していますが、内容として、心身の虐待・介護放棄・不当な財産処分・振り込め詐欺・悪徳商法など、高齢者の人権が侵害される事例が社会問題となっています。高齢者が明るく元気に参加しやすい社会の実現のために、行政や企業や地域の連携、そして社会全体で理解を深め大切にする姿勢が求められています。誰もが年齢を重ねて、いずれはおじいさん・おばあさんになります。「人生の大先輩」として思いやる気持ちを持ち続けることが、今後の明るい社会にも繋がっていきます。

玉東町性別及び年齢別人口統計表
※令和6年6月30日現在

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