■自主防災活動について
大規模な災害が発生した場合、役場や防災関係機関(消防、自衛隊など)の対応(公助)だけでは限界があります。
令和2年7月豪雨災害では、道路網の寸断及び気象条件の悪化などにより、防災関係機関による救助活動は困難を極め、孤立集落を解消するまで、最大9日間を要しました。この間、集落の人々は、声を掛け合いながら安全な場所へ避難し、炊き出しを行うなど、互いに助け合いながら命を繋ぎました。
令和2年7月豪雨災害において、球磨村の人々は「自分たちの命を自分たちで守る」という防災行動の基本を実践したのです。
いつ、どのような災害が発生しても、これに対応できるようにするためには、個人として災害時にとるべき行動を考え、実行してみるとともに、自主防災組織(行政班)として、平素から防災計画に基づいた防災訓練を行い、防災活動に必要な知識及び技術を習得しておく必要があります。
更に、習得した知識及び技術を、災害時にあわてることなく、冷静かつ淡々と行動に移せるようにするには、日頃から地道に訓練を積み重ね、防災行動力を養う以外に方法はありません。実際に災害が発生した際に、落ち着いて行動できるよう、日頃から繰り返し訓練を行うことが大切です。
村には、球磨村自主防災活動支援事業実施要項(平成31年2月)に基づき、提出された地区防災計画及び日頃の防災活動などを審査し、自主防災組織として認可した組織が、19組織あります。現在、自主防災組織を中心に様々な活動を実施していただいています。自主防災活動を通じて地域コミュニティを活性化させ、安全・安心な球磨村を創造しましょう。
■球磨村自主防災活動支援事業実施要項に基づく、村の自主防災組織(令和5年9月末時点)
問い合わせ:総務課 防災係
【電話】32-1138
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