■「ちがい」を理解すると…
国際化の進展に伴い、日本に在住、訪問する外国人が増えています。県においても在留外国人数は増加傾向にあり、観光やビジネスなども含め、諸外国との人的・物的交流の拡大が予想されます。
■外国人の人権に関してどんな課題がありますか?
◇外国人というだけで不当な扱いを受ける
アパートの入居や店舗への入店、施設の利用などを断られることがあります。また、就業を断られたり、就業後に待遇面で差別されたりすることもあります。
◇ヘイトスピーチ
特定の民族や国籍の人々を誹謗中傷したり、排斥したりする言動です。こうした言動は、人々に不安感や嫌悪感を与えるだけでなく、人としての尊厳を傷つけたり、差別意識を生じさせたりすることにもつながりかねません。
■私たちにできること
◇正しく知り、違いを認め合いましょう
異なる民族や国・地域・文化などについて正しく理解がされていないことや、伝統的な価値観を有する地域社会の中で、外国人や異文化に対して閉鎖的になっていることが要因になっていると考えられます。
いろいろな国の人と交流し、歴史や文化の違いを知ることで、お互いを一人の人間として認め合い、尊重しあう関係を築くことが大切です。
〔例〕
・食事のマナーも国によって違うんだよ
・日本のマナーも教えてあげよう
・できるだけ分かりやすくゆっくり話そう
・お正月の行事は国によって違うんだね
参考:熊本県人権同和政策課「人権研修テキスト(人権全般編)」
問い合わせ:教育委員会 社会教育係
【電話】32-1117
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