■毎年11月14日は「世界糖尿病デー」です
11月14日は、インスリンを発見した博士の誕生日であり、糖尿病治療の画期的な発見に敬意を表し、定められました。
◆糖尿病はどんな病気?
血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)を下げる唯一のホルモンであるインスリンがうまく働かなくなり、慢性的に血糖値が高くなる病気です。主に1型糖尿病(自己免疫疾患などが原因)と2型糖尿病(生活習慣病が原因)があり、日本人の糖尿病患者の95%が2型糖尿病に該当します。
◆HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは?
赤血球の成分のヘモグロビンに、血液中のブドウ糖がくっついて、糖化ヘモグロビンになります。血糖のコントロール状態の重要な指標であり、糖尿病の診断に用いられます。時間で変化する血糖と違い、過去約2カ月の平均血糖値を反映しています。皆さんの健診結果のHbA1cは、どこに当てはまりますか?
○HbA1c基準値
◆高血糖値状態を放置するとどうなるの?
初期には自覚症状がなく、気付かないうちに糖尿病になっている可能性があり、そのままにしておくと合併症を引き起こします。
合併症として、脳梗塞や網膜症(失明)、歯周病、腎症(人工透析)などがあります。また、糖尿病があると、認知症になる危険性が2倍で進行しやすいと言われています。
・脳梗塞
・狭心症・心筋梗塞
・足潰傷・足壊疽(えそ)
・網膜症
・歯周病
・腎症
・神経障害
◆球磨村の現状
令和5年度健康診断でのHbA1c基準値が5.6以上の割合
○全国と熊本県の割合
○球磨村
(国保連合会データベースより)
村の令和5年度特定健診結果では、40歳から74歳までの糖尿病予備軍の割合が増えています。また、糖尿病治療中の人は多くなっていますが、合併症予防目標であるHbA1c7.0%未満を目指し、治療を継続しましょう。
■村で介護サービスにかかった給付費
令和6年8月 4,381万6,891円
前年の8月 4,947万2,152円
(県国民健康保険団体連合会業務統計表より)
村では皆さんの糖尿病の進行段階にあわせて、受診勧奨や保健指導など、様々な対策を一緒に行っていきます。
発症させない・悪化させない・重症化させないために、保健指導スタッフと一緒にあなたに合った、健康的な生活を考えてみませんか?
■不審な電話にご注意ください!
公的機関や実際の企業を名乗って、個人情報を聞き出そうとしたり、お金をだまし取ろうとする特殊詐欺の電話が、村内で多く発生しています。
○例えば…
・警察を名乗る人から「あなたの携帯番号が悪用されている」と言われた
・固定電話に「あなたの携帯電話の利用を停止する」という自動音声が流れ、指定の番号を押すよう促された
○今すぐできる対策
・不審に思ったらすぐに電話を切りましょう
・個人情報を聞かれても答えないようにしましょう
・不安に感じたら、役場や人吉市消費生活センター、警察などに相談しましょう
■中園班健康づくり出前講座
9月12日の健康づくり出前講座に5人で参加しました。
くすりのエスエス堂薬局瓦屋店の中原(なかはら)さんを講師に迎え、薬の効き方や副作用、訪問服薬指導などについて話しがありました。今回の講話を、薬との付き合い方を見直す機会にし、健康な生活を送りたいと思います。
■蔀・和田班健康づくり出前講座
9月25日の健康づくり出前講座は、上区寿会の敬老会と一緒に行い、12人で参加しました。
健康で長生きするために、脳を刺激するあと出しじゃんけんを行い、大きく体を使いながら楽しく脳トレと運動をしました。来年もみんなで、集まって楽しい時間を過ごしたいと思います。
地域包括支援センターLINE公式アカウントでも、相談を受け付けています。
ID:@715uerfd
問い合わせ:地域包括支援センター
【電話】32-1112
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