梅雨期を前に、「全村民が避難について考える日」を5月12日に実施しました。
これは、梅雨入り前に防災意識を最大限に高める目的で、村民の皆さんが自ら考え、命を守る行動を起こす住民主体の防災行動訓練の一環として開催しており、ことしで4回目となりました。当日は自主防災組織や消防団など約400人の村民の皆さんが参加しました。
訓練は、午前9時に高齢者等避難を発令、午前10時に避難指示を発令するなど防災無線の情報を合図に、地区の災害特性に基づき、自らの防災行動について考えていただきました。
また、役場では、村民の皆さんの避難状況の把握や被害情報などを共有し、地域防災計画に基づく災害対策本部の開設・維持・運営のあり方を確認しました。
■各地区などの活動概要
※訓練当日本部に報告があったものを掲載しています。この他にも、多くの班・団体において防災無線を受け、活動を実施していただきました。
■消防団の活動
【各地区の避難行動の取り組み紹介】
◆松谷・那良・那良口合同避難訓練
○要支援者の避難を想定
発令前から3地区それぞれで、備蓄品の確認や点検、発電機の試運転などを行いました。
午前9時の高齢者等避難の発令に併せて、46人が田舎の体験交流館さんがうらへ避難しました。歩行困難者がいることを想定した訓練では、要支援者を車椅子に乗せ、安全に避難することができました。また、さんがうら避難所では炊き出しの訓練も行いました。
14区合同の避難訓練を実施し、多くの住民に参加していただきました。避難訓練は、隣同士の声掛けなどもあり、スムーズにできました。非常用バッグに必要なものを詰めておき、いざという時にすぐ行動できるよう備えておくことも必要だと思いました。また、雨だけではなく地震や雪の場合も想定し、臨機応変な対応ができるよう、今後も継続した訓練活動に取り組んでいきたいです。
松谷自主防災組織会長
山本貴二(やまもとたかじ)さん
◆川島自主防災組織
○地区内の避難ルートを確認
川島自主防災組織では、午前9時の高齢者等避難の発令に併せ、地区内の高台にある旧川島分校へ10人が避難しました。
地区住民がお互いに避難の声掛けを行い、スムーズな避難訓練となりました。また、どのルートが安全に避難できるかや要支援者の避難支援などについても再確認できました。
訓練後は、実際に災害が起きた時にどのような行動をとればいいのか参加した地区の皆さんと話し合うことができました。このように集まることで、梅雨の時期までに何をしたらいいのかや自分たちの地区には何が必要なのかなどを確認することができます。
今後も継続的に活動し、備えていきたいと思います。
川島自主防災組織会長
川嶋重則(かわしましげのり)さん
問い合わせ:総務課 防災係
【電話】32-1138
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