■第(だい)49回(かい)「奥(おく)さんとご主人(しゅじん)」
[祖父(そふ)]
ばあちゃんが、電話(でんわ)に出(で)て、相手(あいて)が言(い)う「奥(おく)さんはいますか」に対(たい)して、「家(うち)に奥(おく)さんはいません」そして「主人(しゅじん)もいません」と言(い)っていたよ。
[ジン]
それって、夫婦(ふうふ)の女性(じょせい)を奥(おく)さん、男性(だんせい)をご主人(しゅじん)と呼(よ)ぶ習慣(しゅうかん)のおかしさに、ばあちゃんが気(き)づいたんだね。すごいね。
[祖父(そふ)]
ばあちゃんは「奥(おく)さん」と呼(よ)ばれることが男女平等(だんじょびょうどう)に反(はん)することだと分(わ)かったんだ。じいちゃんは気(き)づかなかった。
[ジン]
ばあちゃんはその後(あと)、なんて言(い)ったの。
[祖父(そふ)]
電話(でんわ)の相手(あいて)に「私(わたし)は奥(おく)にばっかり引(ひ)っ込(こ)んではいませんよ」と言(い)ったんだって。
問合せ:人権啓発推進室(じんけんけいはつすいしんしつ)
【電話】62-1313
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