がんは症状が出にくいことも多いので、自分では健康だと思っていても安心はできません。特に、女性特有のがんである乳がん、子宮頸がんは20~40代の若い世代の発症が増加しています。
■「乳がん」ってどんな病気?
乳がんは日本人女性の9人に1人がかかるといわれる乳腺の組織にできるがんで、多くは乳管から発生します。主な症状は乳房のしこりなどで、乳房にえくぼやただれができたり、乳頭から分泌物が出たりすることもあります。
■乳がんを早く発見するには?
乳がん検診を受けることができる年齢になったら、検診を受けましょう。がんは、早期発見するほど根治しやすく、治療による体への負担を軽くできます。また、検診を受ける年齢に達していなくても、乳房にしこりや異常を感じたら、専門の医療機関を受診しましょう。
■「子宮頸がん」ってどんな病気?
子宮頸がんは、女性なら誰でもかかる可能性があります。20~30代の若い年代に多く、発症や死亡が増加傾向にあります。子宮頸がんの発症には、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しているとされています。
■子宮頸がんを早期に発見すれば・・・
子宮頸がん検診では、がんになる前の「前がん病変」やごく初期のがんを高精度に発見できます。この段階であれば、「円錐切除」という狭い範囲の手術で完治することが多いです。
■今から検診を受けるには?
市では、乳がん・子宮頸がん検診を次の期日まで医療機関にて実施しています。
・乳がん(マンモ)検診
・子宮頸がん検診~令和6年1月31日(水)※乳がんの視触診検査を希望の場合は、1月20日(土)まで
■受診までの流れ
(1)検診を申し込む
健康推進課(電話0968-25-7219)まで電話、またはインターネットの専用申し込みフォームから申し込んでください。
※申し込みフォームは本紙をご覧ください。
(2)受診券(問診票)が手元に届く
1週間程度かかります。お急ぎの場合は電話で申し込んでください。
(3)医療機関に予約する
受診可能な医療機関は健康推進課へお尋ねください。予約不要の医療機関は直接受診してください。
(4)予約日に受診する
無料クーポン対象者の人は、医療機関に提出してください。
◇無料クーポン対象者
・乳がん(マンモ)検診
昭和57年4月2日~昭和58年4月1日生まれ
・子宮頸がん検診
平成14年4月2日~平成15年4月1日生まれ
※無料クーポン対象者には、5月ごろ送付しています。紛失した人は健康推進課で再発行できます
がんは多数の要因が複雑に重なり合って、長い時間がかかって発症する病気です。あのとき検診を受けていればと思うことがないように、自分の体と向き合う時間を作りましょう。
問い合わせ先:健康推進課健康推進係
【電話】0968-25-7219
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