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自治体の皆さまへ

夏が来る前に必ず知っておきたい 熱中症の新常識(2)

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熊本県阿蘇市

【熱中症の新常識4】
適切な予防と対処で重症化を防ぐ

◆室内での予防方法
地球温暖化の影響により、屋内外問わず気温が高くなっています。
エアコンや扇風機をじょうずに使い、涼しい環境を作りましょう。

○節電のために…
(1)エアコンのフィルターを清潔に保つ(2週間に1回の掃除)
(2)適切な室温設定
(3)すだれやカーテンで直射日光を遮る

◆屋外での予防方法
・日傘や帽子の着用
・日陰の利用、こまめな休憩
・天気の良い日は、日中の外出はできるだけ控える
・飲み物を常に持ち歩く

◆からだの蓄熱をさけるために
・通気性の良い吸湿性・速乾性のある衣類を着用する
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷やす

◆こまめな水分補給
室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給しましょう。
1時間ごとにコップ1杯、1日あたり1.2リットルを目安に飲みましょう。

◆熱中症が疑われる人を見かけたら?
1 涼しい場所へ
エアコンが効いている室内や風通しの良い日陰など、涼しい場所へ移動させる。
2 からだを冷やす
衣類を緩め、からだを冷やす(特に首の周り、脇の下、足の付け根)
3 水分補給
水分・塩分、スポーツドリンクなどの補給

○自力で水が飲めない、意識がない場合は、ためらわずに救急車を呼びましょう
熱中症を疑う症状がある人に声をかけても応答がない場合には、ためらわずに救急車を呼び、救急車が到着するまでの間に応急処置を始めます。呼びかけへの反応が悪い時には無理に水を飲ませてはいけません。涼しい場所へ避難し、服を緩めからだを冷やします。救急隊員が来たら、本人が倒れた時の状況を知っている人が発症時の状況を伝えましょう。

【熱中症弱者には見守りや声かけを】
◆熱中症弱者ってどんな人?
こどもや高齢者、持病のある人は熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」です。熱中症対策を徹底しましょう。家族や周りの人の見守りや声かけも大切です。

○高齢者が熱中症にかかりやすい理由
(1)体内の水分が不足しがち
若年層に比べ体内の水分量が少ない上に、老廃物の排出にたくさんの尿を出します。
(2)感覚機能が低下
暑さや喉の渇きを感じにくくなっています。
(3)暑さに対する体の調節機能が低下
身体に熱がたまりやすくなっています。

○こどもが熱中症にかかりやすい理由
子どもは体温の調節機能が未発達です。体に熱がこもり体温が上昇しやすく、低身長のため、地面からの照り返しの影響も強く受けています。また、子どもは自身の体調変化に気づかないことや伝えられないこともあります。
保護者や周囲の大人は子どもの顔色や汗のかき方に注意をしてください。

○車内への置き去りは絶対にしないで
子どもを車内に取り残した事故が絶えません。車内は短時間で高温になり、ドアを一人で開けられない、助けを呼べない子どもにとっては非常に危険です。
すぐに戻るから大丈夫と思っていても、誤作動によりロックされるトラブルも発生しています。短時間であっても、絶対に子どもを車内に一人にしないでください。
また、万が一そのような場面に遭遇したら、すぐに警察と消防に通報してください。

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