令和5年12月時点で高森町の高齢化率(65歳以上の方の割合)は43.4%と高く、年を重ねても元気でいることが今後ますます重要になってきています。そこで今回はフレイルについてご紹介します。
◆フレイル(虚弱)とは
・年をとって体や心の働き・社会的なつながりが弱くなった状態
・健康な状態と介護が必要な状態の間
のことをいいます。
健康で元気に生活できるのか・心身の状態が悪化し介護が必要な状態になるのかの分かれ道ともいわれており、正しい対策を取って行くことが大切といわれています。
◆自分は大丈夫?体力測定を受けましょう
年を重ねると誰でも筋力を含めた体の機能が落ちますが、すべての方がフレイルになるというわけではありません。そこで大切なのが今の自分の状態を知る体力測定です。
現在高森町では大きく分けて2つの体力測定を受ける機会があります。
(1)地域の通いの場等【地域の公民館など】
年に2回、地域の通いの場等で理学療法士・集落支援員等が体力測定を実施。
(2)いきいき体力健診【高森総合センター】
65歳・70歳・75歳の方を対象に郵便でお知らせ。総合センターで運動指導士・看護師による体力測定、保健師等による健康講話を実施
これらの体力測定を活用しフレイル状態を早めに見つけていきましょう。
◆フレイルの可能性があったらどうすればいい?
フレイル状態を改善していくためには下記の3つがポイントです。
(1)栄養
年を重ねると食欲も落ちやすく質素な食事内容になりやすいため主食・主菜・副菜をしっかり取るように心がけましょう。
特に筋肉になるたんぱく質(肉・魚・大豆製品など)をしっかり食べましょう。
(2)運動
ウォーキングなどの有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせるとより効果があるといわれています。
百歳体操やTPCの運動番組もオススメです。
(3)社会参加
『人と交流する機会を持つ』ことがフレイル対策では特に重要と考えられています。
地域の公民館では通いの場を実施していますので、運動や社会参加の場としてご活用ください。
お体の状況は一人一人違います。フレイルを含めた健康状態や生活のご相談は高森町地域包括センターまたは介護保険係までご連絡ください。
問合せ:健康推進課
【電話】0967-62-2910
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