~互いの人権を尊重し、支え合うことから~
町の上半期人権教育の取り組みを振り返って
酷暑続きだった夏から9月の残暑を経て、やっと秋の気配を感じる頃となりました。その間、パリで開催されたオリンピックとパラリンピックの夏季大会では日本国中が盛り上がりました。とりわけ、8月28日に「分け隔てのない共生社会の実現」と「多様性の尊重」を理念に掲げ開催されたパラリンピックでは、各国・地域を代表する全ての選手の「最後まで諦めない全力プレー」に、多くの人たちが刺激を受け、勇気と力をもらったのではないでしょうか。
さて今回は、本年度上半期に実施された町の人権教育の主な取組についてご紹介します。
(1)「ふれあい子ども会」の開講式[5月8日]
5月、「人にやさしくする心」、「命を大切にする心」を育んでいくことを通して、『いじめや差別をしない・させない・許さない力』を身に付けていくことを目指す「高森町ふれあい子ども会」がスタートしました。学習会は、毎週水曜日の夕方から高森町「憩いの家」で行われています。また、夏休みに実施した「ふれあい合宿」では、ヤマメのつかみ取り体験を通して、「命をいただく」ことの意味と「食」への感謝の心をしっかり学んでいました。
(2)2024年度高森町人権同和教育推進協議会総会の開催[6月24日]
高森総合センターに於いて、4部会(行政部会・社会教育部会・学校教育部会・就学前部会)から計64名の会員に出席いただき開催されました。議事では、人権同和問題についての現状と、問題解決に向けた年間の取組の方向について出席者全員で共有することができました。また、各部会が相互に連携を図り、地域に根ざした啓発活動を展開するなど、人権教育の裾野を広げていくことを目指した2024年度の事業計画等が承認されました。
(3)高森町新任、新転入者等人権・同和教育研修会の実施[6月21日、28日]
本年度、町外より初めて赴任された、高校を含む4校の教職員と新規採用教職員、並びに役場の新規採用職員を対象に人権教育の研修会が実施されました。
研修後、参加者からは「(人権に関わる問題に対して)一人で対応せず、上司や周りに相談しながら毅然とした正しい対応をしていきたい」、「知らないうちに人を傷つけてしまうことがないように、自分の立ち位置を忘れず確認しながら過ごしたい」、「参加者の発言や学ぶ姿勢がすばらしいと思った。私も見習って精進したい」などの感想が寄せられました。
問合せ:教育委員会 地域人権教育指導員
【電話】0967-62-0227
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