アートを通じてSDGsを学ぶ「Art Project for SDGs」の活動をご紹介!
詳しい内容やそのほかの活動写真は本紙2次元コードからご覧ください。
■地震で壊れた九谷焼を中学生がアートに再生
令和6年能登半島地震では、能美市でも数多くの九谷焼の商品や作品が壊れる被害が発生しました。そこで能美市では被災された業者の皆さん(※)から、そのままでは捨てるしかない九谷焼の陶片を回収し、SDGsをテーマにしたアート作品の素材として再利用することにしました。
昨年度に引き続いて行われる「Art Project for SDGs」は、アート作品づくりを通じて、SDGsについて考えてもらうことが目的のプロジェクトです。今回は市内3中学校の生徒一人一人が手分けして、レジン製の直径約4cmの円盤に、九谷焼の陶片を埋め込んだパーツを600個程度つくり、それらを組み合わせた展示を行います。夏休みには部活動で登校した美術部員の生徒たちがパーツづくりに取り組みました。
九谷焼の作風の多様さを物語るかのように、色も形も模様も千差万別な陶片を、生徒たちはさまざまな色を塗ったレジンの円盤と組み合わせ、それぞれのパーツは同じものが一つもない個性的な作品として仕上がっていきました。秋にはパーツを組み合わせて展示する予定です。能美市の中学生たちが壊れた九谷焼にどんな命を吹き込むか、どうぞご期待ください。
※今回の制作で使用した九谷焼は、のみSDGsパートナーズに登録されている石川県陶磁器商工業協同組合の協力のもと、(有)九谷苑、(有)マルサン宮本本店、安東眉石窯などの事業者、大西勇さんからご提供いただきました。
問合せ:生活環境課SDGs・カーボンニュートラル推進室
(【電話】58-2217【メール】kankyo@city.nomi.lg.jp)
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