学校給食は、子どもたちの健やかな成長に欠かせないものです。4月から保護者の経済的負担を減らすため、市立小・中学校の給食費を無償化し、特別支援学校や私立などの学校に通う子どもがいる家庭には、相当額を給付。社会全体で子どもたちの食の環境を支えていきます。
学校給食は、栄養バランスの良い食事を取ることや望ましい食習慣を身に付けるなど、子どもの成長に大切な役割を担っています。給食の食材費はこれまで、保護者が負担してきました。しかし、物価高騰により、子育て世帯の経済的な負担が増している状況を踏まえ、無償化に向けて検討を進め、アンケートやパブリックコメントなどを実施。多くの方の賛同を得て、4月からのスタートが決まりました。
◆経済的な負担を軽減
無償化の対象は、市立小・中学校に通う児童・生徒約1万6千人です。手続きなしで、4月分から給食費が無償になります。市立中学校に子どもが通う室田陽子さん(53・戸室)は「物価が上がっているので、給食費がかからなくなるのはありがたい。息子は食べ盛りで、給食をいつも楽しみにしている」と話します。
無償化と併せ、食物アレルギーなどの事情で給食を停止している児童・生徒や、特別支援学校・私立学校に通う子どもがいる家庭への給付も始めます。給付の対象となる方には、市から案内を郵送。手続きをすると、市立学校の給食費相当額が給付されます(下記参照)。
◆安心でおいしい給食を
市内では、校内や北部・南部学校給食センターで栄養バランスの良い給食が作られています。あつぎ産米などの地場農畜産物を取り入れた「パクパクあつぎ産デー」を設け、子どもたちが地元で採れたものを食べる機会を作り、給食を通じた食育にも力を入れています。これからも子どもたちの成長を支えるため、安心して食べられるおいしい給食を提供していきます。
問合せ:学校給食課
【電話】225‒2683
■事業の概要
▽学校給食費の無償化
対象:市立小・中学校に通学する児童・生徒
申込み:不要。
▽市の学校給食費相当額の給付
対象:市立小・中学校に通学し、食物アレルギーなどの事情により給食を停止している、または市内在住で特別支援学校や私立小・中学校に通学する子どもの保護者
申込み:12〜1月頃、対象者に案内を送付。同封の申請書を学校給食課へ。
問合せ:学校給食課
【電話】225-2683
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