【Zoom Up】電気使用量を減らしCO2削減 省エネ家電への買い換えを補助

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電化製品は快適な生活に欠かせない一方で、多くの電気を使用しCO2排出増加の原因にもなっています。市では、冷蔵庫とエアコンを省エネ性能の高い物に買い換える費用を補助する制度を6月10日からスタート。太陽光発電や電気自動車の導入促進などと併せ、地球温暖化防止に取り組んでいきます。

市では、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指しています。市内の温室効果ガスの約2割は家庭から排出されています。そのため、電気使用量が多い冷蔵庫とエアコンの省エネがCO2排出量削減に効果的です。市では6月10日から、省エネ性能が高い冷蔵庫とエアコンに買い換える費用を補助する制度を始めます。

◆買い換えを後押し
対象の家電は、省エネ基準達成率が一定以上の物です(下記参照)。市内登録店舗で買い換えると、購入・設置などに掛かった費用の2分の1(上限5万円)を助成します。10年前の製品を使い続けた場合と比べ、大きな削減効果が期待できます(下記参照)。
エアコンの買い換えを考えている星野陽介さん(37・金田)は「補助を利用して省エネ効果が高い物を選びたい。今まで省エネをあまり考えたことが無かったので、この機会に他の家電も環境に配慮した商品か意識したい」と話します。
他にも、自宅窓の断熱リフォームや太陽光発電設置にかかる費用、電気自動車の購入に対する補助などを実施しています。

◆カーボンニュートラル実現に向けて
市は温室効果ガス排出の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を2021年に表明。公共施設などでの再生可能エネルギーの普及・促進やごみの減量・資源化、森林の保全などに取り組んでいます。
今後も豊かで暮らしやすい環境を次世代につなぐため、できることから始めてみませんか。

■補助の申請手続きの概要
補助開始：6月10日～9月30日
補助件数：400件(先着順。予算が無くなり次第終了)
対象家電：
・冷蔵庫(450L以上)…2021年省エネ基準達成率105%以上
・エアコン…2027年省エネ基準達成率100%以上
補助額：購入・設置にかかった費用の2分の1(上限5万円)
※1世帯各1台まで
手続きの流れ：
(1)対象商品の購入
6月10日以降に市内の登録店舗で対象家電と家電リサイクル券を購入し、申請チケットをもらう
(2)交換・設置
対象家電を設置後、家電リサイクル券の控えを受け取る
(3)申請
申請チケットに記載されている二次元バーコードから、シリアルナンバーなどを入力し、必要書類を添えて電子申請(郵送による申請も可能)

市内登録店舗などの詳細は市HPに掲載

■家電の買い換えによる省エネ効果
▽10年前の物から省エネ性能の高い家電に買い換えた場合の年間効果

※出典：資源エネルギー庁省エネポータルサイト

▽家庭でできる省エネ
・冷蔵庫の設定温度を見直す
・冷蔵庫に物を詰め込みすぎない
・エアコンの冷やしすぎ・暖めすぎに注意する

問合せ：環境政策課
【電話】225‒2749