■厚木の春の風物詩
▽「第60回あつぎ飯山桜まつり」を開催
厚木に春の訪れを告げる「あつぎ飯山桜まつり」を、飯山白山森林公園で開催しました。祭りは、今回で60回目。観光振興や市民の交流を目的に、市や飯山観光協会などでつくる実行委員会が主体となり実施しています。開花が始まったサクラの下で太鼓演奏やダンスショーなどが繰り広げられた他、夜には桜のライトアップが実施され、来場者を楽しませました。
家族で訪れた栗山咲良さん(長谷)は「飯山桜まつりに参加したのは2回目で、久しぶりの開催をずっと楽しみにしていた。サクラは開花したばかりだが、飯山白龍太鼓などのイベントでにぎわいがあって楽しい」と笑顔を見せていました。
■子どもたちの健やかな成長を願って
▽小鮎保育所の建て替えが完了
老朽化などで昨年8月から建て替え工事を進めてきた市立小鮎保育所が3月に完成し、4月から運用が始まりました。
新しい保育所は、新たに一時預かり室や相談室を設置するなど、地域の子育て世帯にも開かれた施設となるよう整備しました。子どもや保育士、保護者など、誰もが快適に利用できるよう、ユニバーサルデザインを取り入れた他、カーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーや生ごみ処理機を導入。環境への負荷が少ない施設にしました。
山口市長は「快適さや環境に配慮した施設ができてうれしい。子どもたちが元気いっぱいに過ごす姿を見るのが楽しみ」と話しました。
■地域での移動を快適に
▽コミュニティー交通「森の里ぐるっと」の新車両が運行開始
地域住民主体のコミュニティー交通「森の里ぐるっと」の運行開始式が4月、森の里公民館で開かれました。市民の皆さん約50人を前に、新車両がお披露目されました。
「森の里ぐるっと」は、無料で乗れる地域の移動手段として2011年から運行を開始。運行継続のため、4月から市が支援を始めました。今回導入された車両は、乗客定員が5人から8人に増えた他、サイドステップを装備しより快適に乗車できるようになっています。
森の里ぐるっとを運行する協議会の神保忠男会長は「地域の足として、多くの皆さんに利用してほしい」と話し、森の里3丁目自治会の原田充治会長(68・森の里)は「地域内の移動をサポートしてもらえるのはありがたい。今後もぜひ続いてほしい」と期待を込めました。
■新鮮な地場農畜産物などがずらり
▽荻野運動公園で「夕焼け市」がスタート
市内で生産された新鮮な野菜や加工品などを販売する「夕焼け市」が、荻野運動公園で始まりました。春キャベツやトマトなどの地場農畜産物やカレー、豆腐などを取り扱う19店舗が出店。目当ての商品を買い求める多くの来場客でにぎわいました。夕焼け市は10月30日までの毎週水曜、17時から1時間程度開催。夏野菜収穫フェア(6月)、納涼フェア(8月)など、季節に合わせたイベントも予定しています。
夕焼け市出店者組合の大貫浩一組合長は「今年も開催を心待ちにしていた。これから半年間、買い物を楽しんでもらえれば」とあいさつ。会場を訪れた北島ケイミさん(78・鳶尾)は「毎年夕焼け市を楽しみにしている。お手頃な価格で新鮮な地場野菜が買えるのでうれしい」と笑顔で話しました。
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