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自治体の皆さまへ

[特集1]地域の防災リーダー みんなのまちの消防団 女性団員も活躍中!

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神奈川県 大和市 クリエイティブ・コモンズ

◆消防団とは
消防団は、消防本部や消防署と同様に消防組織法に基づいて市町村に設置されている消防機関で、団員は非常勤特別職の地方公務員です。市内の消防団は12分団5班から成り、合計214人が所属し(7月5日現在)、地域のために活動しています。

●消防団に入ったきっかけは?
野田さん:看護師の仕事をしてきました。子どもが小学校高学年と中学生になり、仕事以外で何ができるか考えていたときに、市の消防団の大会を見る機会があり、自分の仕事も生かせるかな、と考えました。
小倉さん:救急救命士の学校に通っていたときに、消防の仕事を退官した先生から「生かせるところがある」と聞き、消防団に入りました。

●女性団員はまだ少ないと思いますが、いかがですか。
小倉さん:私の場合は同じ団に女性がいたので、安心しました。力仕事は男性と同じようにはいかないけれど、ある程度のことはできると思います。女性団員がイベントに出ることで、女性も消防団で活動できる、と感じてもらえます。
野田さん:私が所属している分団の班は女性は1人だけですが、皆さん気を遣ってくださいます。女性だからといって特に困ることはないです。女性がいた方がよいと感じるのは、地域のイベント。小さい子どもが多いので、女性の方が親しみやすいと感じます。実際に災害が起きたときにも、女性ならではのことで関われることがあると思います。

●消防団に入ってよかったことは?
小倉さん:地域の人に、防災に興味を持ってもらえてうれしいです。学校や仕事で知り合うことのない、さまざまな仕事や年齢の人との出会いもありました。
野田さん:防災の知識が増えました。また、娘や息子に自分が活動している姿を見せることができます。娘や息子も防災イベントに参加することで、防災に関心を持つ機会が増えました。また、イベントなどで地域の人と知り合うことが増えました。

●消防団に入ろうかと考えている人にメッセージを。
小倉さん:まずは見学に行ってみてほしいです。ぜひ消防団に入ってみてください。
野田さん:女性や仕事をしているかたも仕事や家事の合間にできるので、気兼ねなく入ってもらいたいです。地域の輪も広がります。できないことはできる団員に任せればよいし、女性も安心して活動できると思います。

◆幅広い活動
消防団は火災や風水害などの災害発生時に、消防署などの行政機関とともに出動。ほかにも防火・防犯パトロール、春と秋の火災予防運動などの広報活動、防災訓練、救命講習での住民の指導などの活動をします。応急手当や救命講習、防災の知識を得ることで、家族や地域の人などを守ることができます。

◇消防団の広報活動
消防団の活動を知ってもらうため、防災フェスタや市民まつり、地域のお祭りなどで広報活動をしています。

◇救命講習での指導
地域防災訓練でAEDの使用方法や応急手当などの指導をします。

◇文化財防火デーの消防訓練
1月26日の文化財防火デーにちなみ、消防訓練を実施。放水訓練をしています。

◆第10分団の団員からのメッセージ
・防災の知識が増えるので自信を持って家族を守れます
山下雄大さん

・住んでいる地域で人との出会いやつながりが広がります
岩澤成記(しげのり)さん

・いざというときに自分が助ける場面もあるし、助けられることもあります
加藤祐太さん

・家族や仕事優先で無理なく活動しています
武内秀起さん

◆団員募集中!
対象:18歳以上の市内在住・在勤者
申し込み:電話で警防課へ

問い合わせ:市消防本部警防課施設係
【電話】260-5776【FAX】262-0119

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