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【特集1】10月はピンクリボン月間

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神奈川県寒川町

■世界各地で乳がん検診の早期受診を呼びかけています。

ピンクリボン運動は、1980年代にアメリカで始まった乳がんの啓蒙運動です。乳がんで亡くなった患者の家族が、「このような悲劇が繰り返されないように」と願いをこめて作ったピンクのリボンをシンボルにしたことから、「ピンクリボン運動」と呼ばれるようになりました。日本では、毎年10月1日から31日までの1カ月間を「ピンクリボン月間」とし、全国各地で乳がんの早期発見・早期治療を啓発するピンクリボン運動が行われています。

▽女性の9人に1人が乳がんになる時代です
乳がんは女性がかかる「がん」のトップです。年間9万7,000人以上の人が乳がんと診断されており、その数は年々増加しています。乳がんは早期に発見し、治療すれば90%以上の人が完治できる病気です。だからこそ2年に1回乳がん検診を受診することが大切です。しかし、日本は欧米諸国と比較すると(P7参照)受診率が40%台と極めて低いのが実情です。

※人口構成を基準人口に合わせて割合を算出する方法

▽乳がんってどんな病気?
乳がんは乳腺の組織にできるがんで、多くは乳管から発生します。女性ホルモンであるエストロゲンが発生に関連しています。また、食生活の欧米化やライフスタイルの変化に伴い、乳がんの若年化も指摘されています。30代から40代後半にかけて急激に増加しています。

▽毎月1回!定期的に実施しよう 自分でできる乳がんCheck!
STEP1:形をチェック
鏡の前で両腕を下げ、乳房や乳頭の形を覚え、毎月差はないか確認。
STEP2:形の異常をチェック
両腕をあげて正面、側面、斜めを鏡に映して、くぼみやひきつれはないか確認。
STEP3:右乳房内側をチェック
仰向けに寝て、右肩の下に座布団などを置き、乳房が胸の上に広がるようにし、右腕を頭の後方に上げ、左手の指の腹で乳房内側を圧迫して、乳房内側をまんべんなく触れ異変がないか確認。
STEP4:右乳房外側をチェック
仰向けに寝たままで、右腕を自然な位置に下げ、左手の指の腹で乳房外側をまんべんなく押して異変がないか確認。
STEP5:左乳房をチェックSTEP3、4と同じ要領で左乳房を確認。
STEP6:血のような液がでないかチェック乳をしぼりだすように乳頭を軽くつまみ、異常な分泌物はないか確認。
※パンフレットがありますので、気になる人は健康づくり課へお越しください。

▽保健師よりアドバイス!
◎乳房を意識する生活習慣は大切
着替えや入浴の時など、ちょっとした機会に自分の乳房を見て、触ってみることは大切です。せっけんを付けてなで洗いすると、滑りやすくなり自分の乳房の変化に気付きやすくなります。ほかにも自己診断をサポートする触診用手袋があります。素手で触るよりもスムーズで、指先の感覚も鋭くなるのでお勧めです。

▽乳がんは自分で見つけることができるがんです!
乳がんはからだの表面に近い部分にできるため、自分で見つけられる可能性のある数少ないがんです。「若いから大丈夫」と思わずに、日ごろから乳房を意識して、毎月1回のセルフチェックと2年に1回の乳がん検診を習慣化しましょう。月経前は乳房が張ることがあるので、セルフチェックを行うのは月経終了から4~5日後がお勧めのタイミングです。

▽乳がん検診対象者には「がん検診受診券」を送付しています
今年度41歳の人は無料クーポン券で受診できます
昭和58年4月2日~昭和59年4月1日生まれの人には、令和6年4月下旬ごろに無料クーポン券を送付しています。「無料」で乳がん検診を受診できますので、この機会にぜひ受診してみてください。

▽乳がん検診を受けた人からこんな声が寄せられました
・乳がん検診の無料クーポン券が届いたことをきっかけに受診しました。緊張しましたが、検診を受けたことで安心できました!
・乳がん検診を受けて、要精密検査となったときは驚きました。その後は年1回必ず検査を受けていて、検査の重要性を知り、今は安心できています。
・町の集団検診で乳がん検診も一緒に受けることが習慣になっています。待ち時間も少なくて、とても助かっています!

問合せ:健康づくり課
【電話】74-1111(内線266) 健康づくり担当
【ページID】2890

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