テーマ:新学期家庭でできる子どもの心のケア
4月はスタートの季節です。入園・入学はもちろん、進級などでも生活に変化が生じます。環境の変化は大人にとっても強いストレスになりますが、新しい環境に順応する力は、経験とともに身に付いていくものなので、幼い子どもにはより強いストレスがかかります。
幼稚園や保育所、学校に行きたがらないこともあるかもしれません。年齢の低い子どもには、ぎゅっと抱きしめる、頭や背中をなでるなどのスキンシップが、安心感を与えるよい方法です。
少し大きくなると、自分の感情(おもて)に出さない子どももいます。環境の変化が起きたときには、周囲の大人が子どもの変化を見逃さないように気を付けましょう。
▽キャッチしたい子どもの変化
・いつもより甘えてくる
・何か話したそうにしている
・無口になった
・聞き分けが悪くなった
・元気がない
・はしゃぎすぎる
このような子どもの変化が見られた場合、スキンシップも有効ですが、子どもの話をしっかり聴くようにしましょう。しっかり聴く行為は、子どもに安心感やがんばる力を与えてくれます。
子どもの話を聴くコツは、「疲れちゃった」「疲れたんだね」などと、子どもの言葉を繰り返しながら、最後まで話を聴くことです。話の途中で、「こうしたらよかったんじゃない?」と意見したり、「私も同じようなことがあって…」と、自分の話を始めることは、子どもが話を聴いてもらったと感じにくい行為なので、避けるようにしましょう。
問合せ:子育て支援課
【電話】内線165 のびのびすくすく担当
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