寒川学校給食センターは、令和5年8月の開所から間もなく1年がたとうとしています。栄養士・調理員は、新たな調理器具の操作の習得に励み、1日約4,200食の安全安心な給食提供のために、調理方法などの創意工夫を日々重ねてきました。
この特集では、給食センターで行なっている給食調理のほか、調理や施設の見学の様子、調理の裏側などをご紹介します。
■1年の歩み
令和5年8月 開所式
9月 約4,200食提供開始
10月 小学生見学
11月 中学生実習
令和6年1月 寒川産のお米でみそ用のこうじづくり開始
3月 こうじと大豆を混ぜて発酵
4月 ココロキッチンの試用開始
給食センターでは手作りにもこだわってます
みそづくりにもチャレンジ中です!
■おいしく!楽しく!私たちの寒川学校給食センター
オープン後、給食センターではこんなことがありました。
▽〔9月〕 約4,200食!提供スタート
9月5日に小学校5校、中学校3校の完全給食の提供を開始しました。その食数は約4,200食です!
▽〔11月〕 生の果物が給食の仲間入り!電解水で洗うことで、生の果物を提供できるようになりました。カットリンゴやカットミカンをおいしく食べられます。
▽〔3月〕 保護者向け試食会を開催!
申し込みをした保護者の皆さんに、児童・生徒と同じ給食を食べてもらいました。試食会は、定期的に開催しています。
■気になる!アレルギー対応食ってなぁに?
寒川学校給食センターでは、栄養士・調理員が、専用の部屋で食物アレルギーの原因となる乳や卵の除去食を作っています。おいしく仕上げたアレルギー対応食は、複数の栄養士と調理員でチェックを重ねてから、1人分ずつランチジャーなどにいれて提供します。
安全安心を第一に考えています
▽アレルギー対応チョコカップケーキ
牛乳や卵を使わずとも、見た目も通常食と変わらない出来栄えになりました。おいしさにもこだわり、アレルギーのある児童・生徒の皆さんに喜んでもらえることが、とてもうれしいです。
調理員 神林文子(かんばやしあやこ)さん
■安全安心な給食、おいしい給食のために
寒川学校給食センターでは、学校給食法第9条「学校衛生管理基準」に基づき、食材の納入から配食に至るまでの各調理手順に細心の注意を払い、約4,200食分の給食を安全安心に提供しています。
給食センターで行なっている食材の検収、野菜等の洗浄、食材の切裁、調理(ゆでる・煮る・炒めるなど)等、全ての手順においてさまざまな確認ポイントを定め、チェックをし、給食の安全性確保に努めています。例えば、肉の検品では、荷受け室で業者から専用容器に移し替えて受け取り、検収室で6~8人の調理員で90分~120分かけて異物チェックを行なっています。
安全安心な給食提供と併せて、センターに導入した最新の調理機器を使用して、さまざまな調理の工夫を考えています。例えば、昆布や煮干し・かつお節等から取った本格的な出汁の使用や、彩りよく仕上げる工夫も行い、おいしい給食を提供するための努力を続けています。
▽栄養教諭 鈴木祐子(すずきゆうこ)さん
子どもたちに「おいしい」と喜んでもらえることがとてもうれしいです。
問合せ:寒川学校給食センター
【電話】75-6706【FAX】75-6707
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