日本人の死亡原因の約半数を占めるがん、高血圧、糖尿病などの生活習慣病は、自覚症状なく進行し突然発症することがある怖い病気です。生活習慣病の予防や早期発見のために検(健)診の受診は欠かせませんが、特に若い世代での受診率が低くなっています。また、食生活の欧米化に伴い病気の若年化も問題となってきているため、若いうちから検(健)診を受ける習慣をつけましょう。
■がん検診
▽2人に1人はがんにかかる
がんは特に進行していない初期の段階で発見・治療することで生存率が高くなります。初期の段階ではほとんど自覚症状がないため、定期的な検診の受診が重要です。集団検診では5種目のがん検診全てを受けても、5,000円~6,000円程度(女性の場合)です。
▽5年相対生存率(%)
※ローマ数字が大きいほど進行したがんを表します。
出典:全国がんセンター協議会加盟施設における5年生存率(2011~2013年診断例)全症例 男女計
公益財団法人 がん研究振興財団「がんの統計2022」
最大のポイントは早期発見・早期治療!
▽いずれかを選択できます
◎施設検診【ページID】2890
医療機関で個別に受診する方法です。
町内および茅ヶ崎市の実施医療機関へ直接予約をして受診します。
〔メリット〕
・自身のスケジュールで受診できる
・特定健診と同時に受診できる
・希望の医療機関で受診できる
◎集団検診【ページID】2889(P11参照)
健康管理センターで年7回実施しています。
〔メリット〕
・費用が安い
・検診が1日にまとめて受けられる
・電子申請で予約できるので、忙しい人もスマートフォンで簡単
▽検査は採血のみ!特定健康診査対象者は検診時の採血で同時に次のことが確認できます!
◎胃がんリスク検診【ページID】17262(P11参照)
胃がんの原因となるピロリ菌の感染の有無と胃粘膜の萎縮度など、将来胃がんなどの疾患にかかるリスクを判定する検診です(胃がんそのものは発見できません)。
対象者には5月下旬に受診券を送付しています。
◎肝炎ウイルス検診【ページID】14996(P12参照)
肝硬変、肝がんなどで亡くなる人は年間約4万人。半数以上が肝炎ウイルス感染によるもので、症状が出にくく感染に気付かないことが多いです。町では過去に肝炎ウイルス検診を受けたことがない40歳以上の人に検診費用の助成をしています。
今年度40歳到達の人のみ無料受診券を6月ごろに送付します。41歳以上の人は本紙掲載2次元コードよりご確認ください。
A4サイズの用紙が入る、大きい黄色の封筒で届きます
胃がんリスク検診と肝炎ウイルス検診は白い封筒で届きます
問合せ:【電話】内線266
■特定健診(P12参照)
▽40代から病気のリスクが上がりはじめます!
30代と比べて、40代からは病気になるリスクが格段に上がります。虚血性心疾患の患者数は約3倍、脳血管疾患ではなんと約5倍です。「若いから・元気だから大丈夫」ではなく、「若いから・元気だからこそ」特定健診をぜひ受診してください!
対象・定員:国民健康保険に加入している40歳以上の人
・心筋梗塞などの虚血性心疾患…患者数は30代の約3倍
・脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患…患者数は30代の約5倍
出典:厚生労働省「平成30年度厚生労働省白書」
▽町の特定健診のメリット
(1)受診することで、現在の体の状態がわかります。自覚症状が現れにくい病気の早期発見・早期治療は医療費の節約になる可能性があります!
(2)個人で受けると約1万5,000円程度かかる検査が、500円のワンコインで受けられます(非課税世帯は免除)。
(3)健診結果に基づいて、保健師・管理栄養士から生活習慣を見直すサポート(特定保健指導)が無料で受けられます!
通院しているから大丈夫!とは思わないで
▽申し込み手順
STEP1)受診券が入った封筒が届く
STEP2)医療機関を選び電話で申し込む
STEP3)受診する
※令和6年4月2日以降に国民健康保険に加入された人には、受診券を送付していません。健康づくり課にお申し込みください。
※定年を迎え、社会保険から国民健康保険に切り替えた人の受診忘れが目立ちます。ご注意ください。
A4サイズの用紙が入る、大きい茶色の封筒で届きます
問合せ:【電話】内線263
【ページID】12857
問合せ:健康づくり課
【電話】74-1111 健康づくり担当
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