令和6年度は、第6次小田原市総合計画「2030ロードマップ1.0」の3年目の年として「子ども・子育て支援」「脱炭素移行」「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」「大規模災害に備えた取組」を重点的に推進し、小田原の成長を実感しつつ、さらなる挑戦をしていくための予算編成としました。
◆予算の規模
〈全会計〉
1977億円(前年度比+84億円)
〈一般会計〉
福祉やまちづくりなどに使う基礎的な会計
765億円(前年度比+17億円)
〈特別会計〉
小田原城天守閣、国民健康保険事業など特定の収入で賄う会計
764億円(前年度比-38億円)
〈企業会計〉
上下水道事業や病院事業の収益で賄う会計
448億円(前年度比+105億円)
《一般会計 総額765億円の内訳を見てみよう!》
〈(1)民生費〉
福祉や子育て環境の充実
323億1千万円:構成比率42.2パーセント
〈(2)総務費〉
防災対策やデジタル化推進など
96億2500万円:構成比率12.6パーセント
〈(3)衛生費〉
健康や医療対策、ごみ処理、脱炭素化など
83億6100万円:構成比率11.0パーセント
〈(4)教育費〉
学校教育や生涯学習の充実など
80億6900万円(10.5パーセント
〈(5)土木費〉
道路や公園の整備、市街地再開発など
66億6700万円:構成比率8.7パーセント
〈(6)公債費〉
借入金の返済
54億6400万円:構成比率7.1パーセント
〈(7)消防費〉
消防・救急活動
28億1千万円:構成比率3.7パーセント
〈(8)商工費〉
商業・観光の振興、企業誘致など
15億4800万円:構成比率2.0パーセント
〈(9)農林水産業費〉
農業・林業・水産業の振興
10億4200万円(1.4パーセント
〈(10)議会費・労働費・予備費〉
議会の運営・労働者対策など
6億400万円:構成比率0.8パーセント
小児医療費の助成対象を拡大する他、橘地域認定こども園の整備や大規模災害に備えた設備に要する経費などを踏まえた予算編成となりました。
◆特に力を入れる取り組み
《子ども・子育て支援 総額95億円》
・小児医療費助成事業
5億8135万円
・民間施設等運営費補助事業
48億2636万円
・妊婦・産婦健康診査事業
1億138万円
・教育研究所運営等事業
3173万円
《脱炭素移行 総額13億円》
・脱炭素先行地域づくり事業
8億8963万円
・重点対策加速化事業
4億286万円
《デジタル・トランスフォーメーション(DX)総額4億円》
・デジタル化による
まちづくり推進事業
1億4560万円
・市立病院における
遠隔ICUシステム導入費
《大規模災害に備えた取組 総額10億円》
・防災拠点整備事業
1億3985万円
・上下水道事業
7億4821万円
《pick up! 妊婦・産婦健康診査事業(産後ケア事業)》
新たにショートステイ型、アウトリーチ型サービスを開始します。利用回数の上限拡大や負担額の引き下げにより、出産後の母子支援を強化します。
・利用内容
デイサービス型(通所型)
〈NEW〉ショートステイ型(宿泊型)
〈NEW〉アウトリーチ型(訪問型)
・利用回数
各サービス3回まで 合計7回まで
《pick up! 教育研究所運営等事業(STEAM教育導入支援)》
郷土小田原を教材に、生徒が各教科の学びを統合的に生かし、身近な問題を解決するための探究活動を行うことを通じ、より良い社会を実現しようとする資質・能力を育成する「小田原版STEAM(スティーム)教育」。全中学校での実施に向けて、導入支援校を拡大します。
《pick up! 重点対策加速化事業》
太陽光発電設備や蓄電池などの再エネ機器、LED照明や高効率空調などの省エネ機器について、国の交付金を活用して市民や市内企業への導入をさらに促進します。また、公共施設の再エネ・省エネ化も併せて進め、脱炭素社会の実現を目指します。
《pick up! 防災拠点整備事業》
大規模災害時に備え、被災者が衛生的に避難生活を送ることができるように、下中・富水・桜井・豊川・下府中小学校にマンホールトイレを整備します。
【WEB ID】P37649
問い合わせ:財政課
【電話】0465-33-1312
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