市立病院は「地域住民から信頼され愛される病院」を基本理念に、県西地域の最後のとりでとして、多くの診療機能を持ち三次救急を中心とした医療を提供してきました。令和8年春の新病院開院に向けて、今後も市立病院がより身近な存在となるように、市立病院の役割や診療機能を詳しくお伝えします。
◆Karte.1「看護部」身近で心強い頼れる存在
「看護部」は、助産師、看護師などが約500人所属する市立病院の最大部門。病院看護は、24時間365日、入院患者さんの日々のケアの他、手術や治療、外来診療のサポートなど、多くの役割を担っています。患者さんにとって最も身近な存在で、病院にとってはなくてはならない存在です。
《急性期病院を支える》
急性期病院の看護師の業務は多忙ですが、市立病院には、集中治療室(ICU)、救命救急センター、ハイケアユニット、新生児集中治療室(NICU)などを備え、それぞれに対応した看護体制を組んでいます。一般病棟では、急性期病院において最も手厚い看護配置となる7対1(患者7人に対して看護師1人)看護を採用。また、助産師による母乳・育児相談や、看護師によるがん看護やフットケア、透析予防、糖尿病看護、創傷皮膚排泄(せつ)ケア(WOC)の相談を行うなど、外来においても病気や不安を抱えて来院する人をサポートしています。
新病院では、手術室やICUなどの重症患者の病床を増やし、看護師が担う役割の重要性も増すため、新病院の開院に向けて万全の体制を整えていきます。
《教育体制》
研修制度にも力を入れています。継続的な教育研修により、自律した看護師の育成を目指す他、専門・特定看護師や認定看護師などの取得を促進しています。未来の医療を支える研修制度「特定行為研修制度」の指定研修機関として、就業しながらでもこの研修を修了でき、他院からの研修生も受け入れ、地域全体の医療・看護の質の向上を目指しています。
◆看護部長を紹介!
昭和大学との医療連携により同大学病院から看護部長が着任しました。
大学病院のより高度な看護と地域急性期看護のそれぞれの良い面を取り入れ、この地域に合った看護体制を確立していきます。また、大学病院で培ったノウハウを基に教育体制もしっかりと整えて、急性期病院を支える看護師を育成し、市立病院の持続可能な看護体制の確立を目指します。
看護部長 福山麻衣子
【WEB ID】P00228
問い合わせ:経営管理課
【電話】0465-34-3175
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