学校給食は、子どもたちの心身の健全な発達を促すだけではなく、「生きた教材」として、さまざまなことを学ぶ機会でもあります。
市では、学校給食を通して子どもたちに小田原の食の豊かさを知ってもらうため、市内でとれた野菜や魚などの食材を積極的に使用する「市内産活用倍増作戦」に取り組んでいます。
市の学校給食における市内産食材の使用率は、令和4年度で13・2パーセントにとどまっています。令和5年度から実施している「市内産活用倍増作戦」では、令和6年度までに使用率を25・0パーセント以上にすることを目標としています。
「市内産活用倍増作戦」を展開することで、子どもたちが、給食に使われている市内産食材について学んだり、生産者への感謝の気持ちを育んだりする、食育指導を充実させることができます。さらには、体験授業を通した生産者との交流で、地域の活性化を図っています。
令和6年度は、下中地区で生産している下中たまねぎをはじめ、小田原を代表する魚であるカマスなどを使用した、学校給食を提供する予定です。
学校では、産地地図や給食委員会によるお昼の放送などで、市内産食材を紹介しています。子どもたちからは「このタマネギ、小田原で作られているんだ!」との声も上がり、地産地消を実感しているんだなと感じます。
栄養士 中村舞衣(まい)
【WEB ID】P38212
問い合わせ:保健給食課
【電話】0465-33-1693
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