好きなことに目いっぱい打ち込んでいるスーパーキッズの活躍は、私たちに勇気と希望を与えてくれます。
彼らは世界を変えるほどの大きな力を秘めています。
その彼らが持つ力を十分に発揮できる環境を整えられるのは、私たち周囲の人々です。
ここで紹介しきれなかったスーパーキッズが、皆さんの隣にもたくさんいます。ぜひ一緒に応援しましょう
◆神保 虎之介さん
全日本BMXフリースタイル選手権(男子13-15)準優勝
自分の全部の力を100%出して勝ちたい!「やってみよう」が夢に近づく第一歩!
難しい技があっても、仲間と一緒にTRYして、お互いに勇気が出る言葉をかけあって、高めあっていけるのがうれしい。会場全体が応援してくれるから、力が出せる。海外の仲間とも、バイクに乗れば言葉がなくても仲良くなれる。オリンピックを目指して、これからも頑張ります。
神保さんのお母さん「けががつきものの競技なので、できる限り付き添っています。息子を見ていて、私も自分の夢を思い出し、挑戦中です。」
◆中谷 悠人さん
「かわさき検定」最年少合格
「やりたい」という気持ちがあれば、なんでもできる。自分が学んだことをアウトプットしていきたい。
歴史や鉄道が好きなので、関連付けて勉強しました。夢は工場夜景ナビゲーターになることです。観光を支援する会の皆さんにサポートしていただきながら、ミニツアーの企画やガイドをしています。メタバース空間に大好きな川崎を再現し、世界中の人に魅力を伝えたいです。
中谷さんのお母さん「周囲の皆さんが、子ども扱いせずに対等に接してくれました。感謝の気持ちを忘れずに、好きなことを続けてほしい。」
◆今井 結菜さん
かわさき起業家オーディション最終選考 最年少で5つの賞を受賞
ひとつの方法がだめなら、違う方法を試すと道が開ける。起業していろんな人とつながれて、地域課題解決への道が広がった。
地域課題に初めて取り組んだのは、小学生の時。給食のプラスチックストローをなくしたいと思い、地域のSDGs活動に広げていきました。神社の観光資源化の起業プランも、自分の中の「こうしたい」を形にしていったもの。「中学生だから」ではなく、対等な一人の人間として向き合ってくれる人たちと出会い、起業の幅が広がりました。
今井さんのお父さん「失敗できる環境を手にしている今なら、何にでも挑戦できる。家族はいつも君の一番のサポーターだ!」
◆井上 晃輔さん
オールキッズトライアスロン全国大会小学3年生の部優勝
大会では緊張するけど、わくわくするし爽快で気持ちいい。やったことがないことに挑戦すると、違う世界が見えるよ。
きついスポーツだけど、やりたくないと思ったことは一度もありません。コーチや家族も「楽しんでおいで」と送り出してくれるので、他の人にも「楽しいからやってみようよ」と声をかけたいです。今の自分ではまだ届かないけど、弱点を克服し長所を伸ばして、オリンピックで優勝したい。
トライアスロンコーチの池田さん「真面目な性格で、練習だけでなく勉学にも一生懸命取り組みます。みんなと仲良く、練習を楽しみつつ、進化を続けてもらいたいと思います。」
◆三田 麻奈美さん
国内の標高2,500mを超える山を全制覇
山を登っていると、思いがけないところで高山植物に出会えます。木も生えない過酷な環境の中で、小さな花を咲かせている姿に勇気づけられます。
3歳のときに、父に手を引かれて初めて山に登りました。疲れて座り込みそうになった時、すれ違った人に「小さいのに偉いね」と励まされ、頂上まで行くことができたのだと後から聞きました。山は、知らない人同士がコミュニケーションをとれる数少ない場所だと改めて思いました。今は、さまざまなデータを調べて、自分で登山計画を立てて登っています。将来は、たくさんの人に山を安全に楽しんでもらえる仕事をしたいです。
三田さんのお父さん「山の眺望のような広い視野で、人にも自然にも思いやりを忘れずに。これからもさまざまな山を楽しんでほしい。」
◆臨港中学校3年生の皆さん
平和学習の集大成として絵画「キッズゲルニカ」を制作
思いを形にしたことで、たくさんの共感と応援をもらえた。一人の力は小さくても、協力することで大きな成果が得られる。
川崎大空襲に始まり、広島や長崎、ベトナム戦争など、3年間平和について学びました。たくさんの人たちからお話を聞き、自分たちも平和のために何かしたい!しなくては!と強く思いました。絵のテーマは世界の生き物たちの共存です。絵が苦手と尻込みする人もいたけど、励ましあいながら作りました。各自がA4サイズの紙に1枚ずつ描いた絵を貼り合わせて、大きな一つの作品ができたとき、行動することは、素晴らしいと感じました。
キッズゲルニカ担当の大堀先生「学年みんなで進めてきた平和学習が、このアート活動で一つの形になったことがうれしいです。全員で取り組んだことに大きな意味があると思います。」
◆岩佐 そよさん・ほのさん
全日本一輪車競技大会ソロ演技部門 中学生の部・小学生の部で姉妹優勝
一輪車には技がたくさんあって、演技では自分の個性を表現できるのが楽しい。
わくわくプラザで体験したら楽しくて、実際に演技を見たらすてきだったので、やってみたいと始めました。練習はハードですが、コーチや先輩、チームの仲間に支えられ、競技本番で自分の思い通りの演技ができると、とてもうれしいです。この競技の魅力と存在を、たくさんの人に知ってほしいです。
岩佐さんのお母さん「これからも、周りの人への感謝を忘れず、好きなことに夢中になって頑張ってほしい。」
<この記事についてアンケートにご協力ください。>