首都圏を震源とする大地震は、今後30年以内に70%の確率で起きると言われています。
いざという時のため、震災への備えを見直しましょう。
■能登半島地震に関わる支援活動に従事した職員に聞く、震災への備えについて
6年1月1日に発生した能登半島地震では甚大な被害がありました。被災地での支援活動に従事した区役所職員に震災への備えについて聞きました。
◆被災地の状況について
区役所危機管理担当 髙鍋さん
「災害支援に従事した地区では、地震後、しばらくの期間、停電、断水状態で生活への負担は大きいものでした。救援物資については、発災直後は食料や防寒具が最も必要とされていましたが、私が従事した地震から16~20日ほど経過した頃には、下着類や衛生用品が必要とされるなど現場での物資のニーズは常に変わっていました。今回の震災を踏まえて各家庭で今一度身の回りの備えを見直してもらいたいと思います。」
◆今後の備えについて
▽役立つ持ち出し品一例紹介
・非常用防寒ブランケット
・携帯トイレ
・備蓄食料
・防災用ウエットティッシュ
・口腔ケアグッズ
最低でも3日間、できれば7日間分以上の食料や飲料水を備蓄しておきましょう。
▽区役所危機管理担当 芦舘さん
「断水が続いている被災地では、しばらくお風呂に入れなくなることから、体を拭くシートやドライシャンプー、口腔ケアグッズが重宝されていました。」
他の持ち出し品や震災時にすべき行動については、防災啓発広報紙「備える。かわさき」や防災アプリ、メールニュースかわさきでも紹介しています。
◆家の中の震災対策
家具の転倒対策などが自身や家族を守るためのカギとなります。今からできる、家の中の地震対策の一例を紹介します。
▽飛散防止フィルムを窓ガラスに貼る
飛散防止フィルムを貼ることで、窓ガラスが割れた際の破片の飛び散りを防ぐことができます
▽食器棚にドアストッパーを取り付ける
ドアストッパーで食器棚からの食器の飛び出しを防止しましょう
▽L字型の金具で固定する
タンスなどの転倒防止にはL字金具での固定が非常に効果的です
▽感震ブレーカーを設置する
揺れを感知しブレーカーを自動で落とす感震ブレーカーは電気火災の防止に役立ちます
問い合わせ:区役所危機管理担当
【電話】044-935-3146【FAX】044-935-3391
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