近年、台風などによる風水害が全国的に多く発生しています。令和元年東日本台風では、浸水被害が発生し、区内の避難所に避難した人の数は約8,000人にも上りました。河川が増水しやすい出水期に備えて、今のうちに準備しておきましょう。
■防災情報を確認しましょう!
「かわさき防災アプリ」や各種マップで、ハザード情報や避難所の場所を確認しておきましょう。各種マップは、区役所危機管理担当窓口で配布しています。
「かわさき防災アプリ」では、発令中の避難情報や、避難所、ハザードマップの確認などができます。
ハザードマップ(内水、洪水、土砂災害)
防災マップでは、避難所の場所が確認できます。
◇備蓄をしておきましょう!
避難所の備蓄物資は、地震で家屋が全壊するなどして、自宅から物資を持ち出せなかった人が対象です。そのため風水害時には原則、食料や水は提供されません。
最低3日分の食料を備蓄し、いざという時に備えてください。
■警戒レベルと避難行動を知ろう!
避難のタイミングや避難場所を事前に確認し、いざという時にいのちを守る行動ができるようにしましょう。
◇警戒レベルと気象情報の関係
警戒レベル:1
避難行動等:災害への心構えを高めましょう。
避難情報等:早期注意情報(気象庁が発令)
警戒レベル:2
避難行動等:避難に備え、ハザードマップ等により、自らの避難行動を確認しましょう。
避難情報等:大雨注意報等(気象庁が発令)
警戒レベル相当情報(例):氾濫注意情報
警戒レベル:3
避難行動等:避難に時間を要する人(ご高齢の方、体の不自由な方、乳幼児等)とその支援者は危険な場所から避難しましょう。その他の人は、避難の準備を整えましょう。
避難情報等:高齢者等避難(川崎市が発令)
警戒レベル相当情報(例):大雨警報、洪水警報、氾濫警戒情報
警戒レベル:4
避難行動等:危険な場所から全員避難しましょう。避難場所までの移動が危険と思われる場合は、近くの安全な場所や、自宅内のより安全な場所に避難しましょう。
避難情報等:避難指示(川崎市が発令)
警戒レベル相当情報(例):土砂災害警戒情報、氾濫危険情報
警戒レベル4までに必ず避難!
警戒レベル:5
避難行動等:既に災害が発生又は切迫している状況です。命を守るための最善の行動をとりましょう。
避難情報等:緊急安全確保(川崎市が発令)
警戒レベル相当情報(例):大雨特別警報、氾濫発生情報
災害の状況を確実に把握できるものではないなどの理由から、警戒レベル5は必ず発令される情報ではありません。
警戒レベル3は、高齢者等以外の人も必要に応じ、普段の行動を見合わせ始めたり、危険を感じたら自主的に避難するタイミングです。
警戒レベル(避難情報等)と警戒レベル相当情報(水位や降雨等の情報)が出るタイミングや対象地域は必ずしも一致しません。
◇避難所簡単フローチャート
ハザードマップで自宅がある場所に色が塗られていますか?
いいえ→自宅待機
ハザードマップで自宅がある場所に色が塗られていますか?
はい
浸水の深さが建物の最上階の床の高さを上回りますか?
いいえ→垂直避難(建物の上階へ避難し、安全を確認しましょう。)
ハザードマップで自宅がある場所に色が塗られていますか?
はい
浸水の深さが建物の最上階の床の高さを上回りますか?
はい(原則自宅外へ避難が必要)
安全な場所に住んでいて身を寄せられる親戚・知人宅に避難できますか?
はい→親戚・知人宅へ避難
いいえ→市が開設する避難所へ避難
問い合わせ:区役所危機管理担当
【電話】044-935-3146【FAX】044-935-3391
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