区の文化や地域資源の活用による魅力の向上や地域資源の継承を目的に、提案団体が主体的に区の魅力を情報発信する宮前区市民提案型総合情報発信事業。5年度には、「初山の獅子舞」を未来に伝承すべく、区内小学生や保存会、ファミリースマイルプロジェクト(代表 中村ふみよさん)などと協働して保存活動を行う事業を実施しました。その様子や、制作動画について紹介します。
●初山の獅子舞とは
県の無形民俗文化財に指定されている伝統芸能で、悪い病気を退治することや悪魔を追い払う目的で、地を這うように舞うのが特徴的です。初山獅子舞保存会が継承に取り組んでおり、江戸時代初期には存在していたとされています。
■その1 小学生に向けたワークショップの開催(5年8月)
初山獅子舞保存会への取材やプロの動画クリエーターによる撮影・編集の講義を受けながら、初山の獅子舞の魅力を伝える動画を制作しました。詳細は区ホームページで。
■その2 例大祭に向けた練習の取材(5年8月)
5年10月1日に菅生神社で行われた例大祭に向けた練習を取材しました。今回は新しい舞子がデビューする年で、親獅子(以前までの舞子)や保存会の人から振り付けや歩幅などについて指導を受けながら、繰り返し踊りの練習に励み、その成果を発揮して、見事な舞を披露しました。
■その3 地元小学校での出張授業(6年1月)
地元初山の子どもたちに「初山の獅子舞」の魅力を伝えるため、菅生小学校の4年生を対象に出張授業を行いました。ワークショップで小学生が制作した動画の視聴や保存会の人の話などを聞き、生徒たちからは、「かっこいい」「自分もやってみたい」と積極的な意見が飛び交いました。
■獅子舞の魅力が詰まった制作動画をぜひご覧ください
ワークショップに参加した小学生たちが保存会や地域団体と協力して作り上げた動画や、親獅子と新舞子による練習風景、保存会の人たちの指導など、長年にわたり受け継がれてきた伝承の様子が記録されたドキュメンタリー動画は区のYouTubeチャンネルにて公開していますので、ぜひご覧ください。
また、子どもたち目線で獅子舞についてまとめた冊子も区役所で配架しています。
問い合わせ:区役所企画課
【電話】044-856-3133【FAX】044-856-3119
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