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[特集]総合計画 ひらつかVISION(ビジョン)が完成(1)

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神奈川県平塚市

将来、皆さんはどんな暮らしをしているでしょうか。そのとき平塚市はどんなまちになっているでしょう。暮らしやすいまちの未来を考えて、令和6(2024)年から令和13(2031)年まで8年間を期間とする、総合計画を策定しました。

◆平塚市の現状令和4年度市民意識調査結果より

平塚に「住み続ける」または「たぶん住み続ける」と答えた方は89.8パーセントでした。定住意向が高いことが分かります。今の生活にも7割以上の方が満足しています。

◆平塚市の将来推計人口

人口減少は地域経済や市民生活に大きな影響を及ぼします。人口減少を緩和していく取り組みと、人口減少に適応していくまちづくりを進める必要があります。

◆子どもを育む環境づくり
重点戦略1:
・平塚で結婚・出産・育児をする夢を持てるよう、子育て環境を充実します。
・子どもの個々の能力を引き出す学びの環境を充実します。

(1)希望する結婚・妊娠・出産がかなう
若い世代が将来の生活を見通すことができるよう支援します。年齢・身体的、経済的な理由などで結婚・妊娠・出産を諦めることがないよう、必要な環境を整えます。
(2)子育てにゆとりが持てる
子育てを一人で抱え込まないよう、共働き・共育てなどを支援します。男性の家事・育児に充てる時間を増やすとともに、社会や地域で子育てを支援する仕組みの整備や社会風土をつくります。
(3)子どもが希望を持って成長する
子どもの確かな学力と豊かで健やかな心身を育みます。多様化・複雑化した課題を抱える一人一人の子どもに寄り添い、学びの充実に向けて教育機会を確保します。

◇主な取り組み
・若い世代への奨学金返済支援
奨学金を返済している若者世代へ、奨学金返済額の一部を補助します。
・男性の育児休業取得のための総合支援策の推進
産後パパ育休取得応援金の支給や、母親父親教室(赤ちゃん誕生準備編)の充実、男性の子育て参加を促進する講座を開きます。
・子どもの可能性を引き出す個別最適で協働的な学びの充実(DX)
デジタル教科書で授業をしたり、教職員のICT活用指導力を高めるため、ICT活用研修会などをしたりします。

◆活気あふれる産業づくり
重点戦略2:
・温暖な気候や相模湾に面している立地条件、都市部への流通距離などの強みを生かして、産業の活性化を推進します。
・社会変化に対応・挑戦する企業を支援します。

(1)技術力・競争力を向上する
産業の持続可能性の向上と基盤産業の集積に向けた投資を促進します。デジタル化や脱炭素化など、新市場への参入が期待できる技術開発や実証プロジェクトなどを誘致し、研究開発の拠点化や製品化を推進します。
(2)担い手の育成・確保を支援する
人材育成・確保に向けた取り組みを進めます。それぞれのライフスタイルに合った働き方を促進します。
(3)経済環境の変化に適応する
創業などの新しいことに誰もがチャレンジできる機運を作り、実現に向けて支援します。中小企業の課題の解決を支援し、円滑な事業の拡大や承継などを促進します。

◇主な取り組み
・あらゆる産業のスマート化への支援(DX)(GX)
デジタル化を進める中小企業に専門家を派遣したり、デジタル技術の導入に助成したりします。認定農業者などへのスマート農水産業の導入を支援します。
・リスキリングの促進
技術革新やビジネスモデルの変化に適応できるスキルを習得する「リスキリング」のセミナーを開きます。
・円滑な創業・事業承継の促進
起業家育成や事業承継のセミナー、女性のライフデザイン・起業の講演会を開きます。創業前後の課題解決に専門家を派遣します。

◆高齢者の想(おも)いに寄り添う環境づくり
重点戦略3:
・いくつになっても健康で元気に過ごせるよう、地域で支え合う体制を強化します。
・豊富な知識・経験を生かせる機会や、趣味・学びを通した交流機会を創出します。

(1)健康で元気に活躍する
健康意識を高め、自らの健康を考え、取り組む機会を提供します。積み重ねた知識や経験を生かせるよう、町内福祉村や生きがい事業団などの活動を通して活躍の場・機会を作ります。
(2)住み慣れた地域の暮らしを支援する
医療と介護の連携強化と、身近な地域資源を活用して、生活課題の解決につなげます。スマート介護の導入を促進するなど、介護人材の安定的な確保に取り組みます。
(3)権利擁護を推進する
判断力が十分でない人の身の上や財産の保護、孤立しないための見守り支援に取り組みます。本人の意思による選択を尊重し、命や権利を守り、自立した生活を送れるよう支援します。

◇主な取り組み
・知識・経験を生かす機会の創出
町内福祉村の新規開設・支援活動を広げていきます。地域福祉コーディネーターを配置します。豊富な知識や経験を持つ高齢者の社会参加を促していきます。
・地域医療福祉拠点の整備
高村地区でUR都市機構と、医療福祉施設の充実や、高齢者など多様な世代が交流できる場所の整備、コミュニティーの形成をするための事業を検討・展開していきます。
・自分らしい人生の締めくくりに向けた支援
エンディングノートを活用した終活の普及啓発や相談体制を充実していきます。

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