文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 救急車を正しく利用しましょう~9月9日は救急の日~

35/36

神奈川県 座間市

■一人でも多くの命を救えるように。救急車の適正利用を
救急隊員に最近の救急業務・医療について、お話を聞きました。

Q.最近の救急車の出動件数について、教えてください。
A.
全国的に救急車の出動は増加しており、市でも年々増加しています。
令和5年の救急出動件数は7,609件、搬送人員は6,614人となっており、平成30年と比べ、大きく増加しています。

Q.救急車を要請する方の傷病状況はどのようになっていますか。
A.令和5年傷病程度別搬送割合は軽症が53パーセント、中等症が40パーセントとケガの程度が軽い搬送者が多くなっています。

Q.市民の方にお伝えしたいことはありますか。
A.
救急要請が増加し、近くの救急車が全て出動中となれば、遠くから救急隊が出動することになるため、救急車の到着時間が遅れてしまい、救える命が救えなくなる恐れがあります。緊急性がなく自分で病院に行ける場合は、救急車以外の交通機関などを利用してください。
傷病者の様子や事故の状況などから、急いで病院へ連れて行ったほうが良いと思ったときには、迷わず119番通報をしてください。
救急車を本当に必要とする人のために、みなさんのご理解とご協力をお願いします。

■予防救急への理解を深めましょう
救急車で搬送された事例の中には、「ほんの少しの注意」や「事前の対策」で救急車を要請せず、未然に防げたかもしれない事故が多くあります。事故の原因や注意点、予防のポイントを知り、救急搬送につながるケガや病気を未然に防ぐ取り組みを「予防救急」といいます。詳しくは市ホームページ(本紙右記2次元コードからアクセス可)をご覧ください。

▼起こりやすい事故とその予防
事故の防止には、家族や周りの人の協力がとても重要です。事故の原因を知って、対策をしましょう。

▽転倒(段差、玄関など)
・段差につまずかないよう、気を付けましょう
・転倒を防ぐために整理整頓を心掛けましょう
・階段・玄関・浴室などの滑り止め対策をしましょう

▽窒息(食べ物(餅や肉など)、薬の包装など)
・食べ物は細かく調理し、食べるときはゆっくり噛み、窒息を予防しましょう
・水・お茶などの水分をとりながら、食事をしましょう
・食事をしている人に急に話しかけて、喉に食べ物を詰まらせないように注意しましょう

▽転落(階段、ベッド、脚立など)
・階段などには手すりを設置しましょう
・ベッドなどにも転落防止の柵をつけましょう
・脚立などを使用した作業の際は、補助者に支えてもらいましょう

▽衝突(家具、人、柱、ドアなど)
・慌てず、周りをよく見て行動しましょう
・通路などに物を置かないようにしましょう
・暗いところには十分な明るさを確保しましょう(照明・懐中電灯など)

■普通救命講習I(座間綾瀬医師会共催)
日時:9月19日(木)13:30~16:30(13:15受付開始)
場所:消防本部4階救急講習室
内容:応急手当の重要性、胸骨圧迫、自動体外式除細動器(AED)の使用、大出血時の止血法習得
※人工呼吸の実技は展示および動画で学習。
対象:中学生以上の市内在住・在勤・在学者
※子ども連れでの受講不可。
定員:20人(申込順)
持物:筆記用具
申込:9月2日(月)9:00以降に市LINE公式アカウントから申し込み、電話または直接担当へ
※駐車場はありません。

担当:消防管理課
【電話】046-256-2211【FAX】046-256-2215

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU