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[特集]令和5年度 決算(2)

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神奈川県愛川町

◆企業会計
収入総額:23億6,850万4千円
支出総額:28億1,712万円

独立採算による特定の事業を経理する会計です。町には2つの企業会計があります。
※収益的収支は、純利益を算出するため消費税抜きの金額を、資本的収支は、必要とした費用を算出するため消費税込みの金額を表記しました。

◇公共下水道事業
令和5年度の収益的収支は、下水道使用料が前年度より増加となったことから、収入額は前年度に比べ2.5%の増となりました。
また、流域下水道等維持管理負担金や支払利息などの減少により、支出額は前年度に比べ2.9%の減となり、純利益は、前年度から230.3%増の7,770万2千円となりました。
建設改良事業などを行う資本的収支は、収支差引額が3億9,004万3千円の不足となり、内部留保資金などで補てんしました。建設改良事業の主な内容として、汚水整備事業では、マンホールポンプ場の制御盤や汚水ポンプのほか、久保ポンプ場の電気設備について計画的な更新を行いました。また、雨水整備事業では、浸水対策として中津桜台地区の雨水管整備や中津大塚下地区の水路整備工事を引き続き進めました。

◇水道事業
令和5年度の収益的収支は、給水収益(水道料金)が前年度より3.2%増となるなど、収入額は前年度に比べ5.2%の増となりました。また、動力費などの減少により支出額は前年度に比べ2.4%の減となり、純利益は、前年度から1,282.2%増の4,554万2千円となりました。
建設改良事業などを行う資本的収支は、収支差引額が2億1,542万7千円の不足となり、内部留保資金などで補てんしました。
建設改良事業の主な内容としては、戸倉浄水場第2浄水池浸水対策工事(電気設備)、戸倉浄水場自家発電機室・紫外線室改修工事を実施し、防災性の強化を図るとともに、配水管を耐震性能の高いものに交換する工事を、中津熊坂地区などで延長989メートルにわたって行い、配水機能強化と老朽化施設の更新に努めました。

◆一般会計収入「地方消費税交付金」の増収分について
消費税率は平成26年4月に5%から8%に、令和元年10月には8%から10%に引き上げられましたが、これらの引き上げに伴う「地方消費税交付金」の増収分(5億482万1千円)については、全額を「社会保障関係経費」に充当し、その使途を明示することとされています。町では、次のとおり、障がい者・高齢者・児童福祉事業のほか、国民健康保険・後期高齢者医療・介護保険特別会計への繰出金などの財源の一部として活用しています。

◆財政健全化法に基づく「健全化判断比率」などの状況
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」(財政健全化法)とは、財政の健全さを計る下記の指標の公表を義務付け、早期健全化の枠組みなどを定めた法律で、国民健康保険などの特別会計や企業会計、さらには土地開発公社などの会計もチェックされています。
町の健全化判断比率などの状況は、全ての指数が基準を大きく下回っているため、財政の健全性が保たれていることが分かります。

※実質赤字比率、連結実質赤字比率および資金不足比率は、実質収支が黒字となり赤字額が生じないため「-(ハイフン)」となっています。
また、将来負担比率は、地方債残高などの将来負担額に対し、基金、都市計画税、基準財政需要額に算入される地方債などの充当可能な財源が上回っているため「-(ハイフン)」となっています。
※早期健全化基準・経営健全化基準は「財政の自主的な改善努力が求められる段階」を、財政再生基準は「国等の関与により健全化が図られる段階」を表す基準値で、健全化判断比率・資金不足比率がこれらの基準値を超えた場合は、法律に基づき健全化に向けた取り組みが行われます。

問い合わせ:財政課 財政班
【電話】(内線)3292

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