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新春対談~横浜ビー・コルセアーズ 河村勇輝選手×横浜市長 山中竹春(1)

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神奈川県横浜市

明けましておめでとうございます。
横浜ビー・コルセアーズ、そしてFIBAバスケットボールワールドカップ2023でもご活躍の河村選手と、横浜のこと、食のこと、そして新しい年への抱負を語りました。

■熱く温かい応援にパワーをもらっています!
-昨年のワールドカップでは、48年ぶりとなる、自力でのオリンピックの出場権獲得おめでとうございます。
河村選手:ありがとうございます。緊張しましたが、どの試合にも、「絶対勝てる」という自信をもって臨みました。世界のトップレベルの選手との差を感じた試合もあったので、もっとうまくなりたい、強くなりたいという思いを胸に、今はBリーグの試合にチャレンジしています。

山中市長:本当に素晴らしいご活躍でした。河村選手の姿に、横浜市民の皆さんも大きな勇気と元気をもらったのではないでしょうか。

-「横浜」にどのようなイメージをお持ちですか。
河村選手:横浜に来る前は、大都市なので、すごく都会なのかなというイメージがあったんですが、住んでみると、都会でありながら、海が綺麗で自然が豊かだなと感じました。横浜市民の皆さんは、とても温かくて、特にビーコルブースター(ファン)は、どんな時も寄り添って応援してくれるのでありがたいです。

山中市長:横浜は、バスケットボールのほか、野球・サッカー・ラグビーなど、13ものトップスポーツチームがある恵まれた都市ですので、市内のスタジアムやアリーナを整え、市民の皆さんがスポーツを観たり楽しんだりする環境を充実させたいと思っています。スポーツを楽しむことは健康にもいいですし、地域での世代をこえたつながりができます。市民の皆さんの日々の暮らしを豊かにしていきたいですし、選手の皆さんにも、スポーツしやすい環境だなと思ってもらえたら嬉しいですね。

■バスケットボールへの思い
-バスケットボールを始められたきっかけを教えてください。
河村選手:バスケットボール選手だった父の影響で、6歳の時に始めました。自宅の庭にリングもあったので、小さい頃から一番身近な遊びの一つだったんです。練習がきついと感じたことや、思い通りのプレーができなくて苦しい時期もありましたが、やめたいとか、嫌いになることは一度もなかったです。バスケが大好きで、うまくなりたいと日々過ごしてきました。

-バスケットボールを続ける中での夢や目標、また、プロ入りを決意された背景などを教えてください。
河村選手:日本のポイントガードとして世界の舞台に立つことは大きな目標でした。大学を辞めてプロに転向する時は悩みましたが、バスケに集中する時間を増やせるということは、精神的にも大切なことですし、身体のケアやトレーニングにも時間をしっかり割いて、プレーやコンディションの向上につなげていきたいと考え、決断しました。

-河村選手に憧れる子どもたちに、どんなことを伝えたいですか。
河村選手:子どものころは、勝ち負けにもこだわらず、とにかくバスケを楽しんでいました。いま思うと好きで楽しめたからこそ、続けてこられたと思います。だから子どもたちには、自分の好きなこと、楽しいと感じたことを続けてほしいと思います。

山中市長:今回の日本代表での活躍は、まさに、横浜から日本一のスピードスターが世界に羽ばたく姿を見る思いでしたが、現在の河村選手は、そうした考えや努力の積み重ねによって作られてきたのだと感じますね。河村選手の言葉は、夢や目標に向かってがんばっている子どもたちに力を与えてくれそうですね。

■世界の舞台で活躍するために
-チームや日本代表の活動の中で、さまざまな国の人と接する機会があると思いますが、日頃取り組んでいることはありますか。
河村選手:世界にはたくさんの考え方があって、自分が当たり前だと思っていたことが、海外ではそうではないこともあるので、文化や考え方を理解し、互いに尊重しあうことを常に心がけています。そのためには、言葉がとても大切です。外国籍のチームメイトとは頑張って英語でコミュニケーションをとっていますし、彼らも日本語を覚えようとしてくれて、「がんばって」や「ありがとう」などの言葉はよく使われています。

山中市長:私もアメリカで働いていた経験があるので、横浜から世界で活躍できる人材を育てていきたいと強く思っています。世界の多様な文化や価値観、考え方を理解し尊重できるようになるためには、若いうちにそうしたことに触れる機会を持つことが非常に大切ですよね。そのためのツールとして、英語教育は非常に大切です。

-先日「ヨコハマ・イングリッシュ・クエスト」という、多国籍のイングリッシュ・スピーカーと中学生が英語で交流するイベントを開催されたそうですね。
山中市長:約100人の子どもたちが参加してくれて、英語やジェスチャーを使ってコミュニケーションをとっている様子が、とても印象的でした。実際に体験することで海外に興味を持つきっかけになる。そういう機会をつくることが重要なんですよね。また、国際理解教育の一環として「よこはまこども国際平和プログラム」を実施しているのですが、その中のスピーチコンテストには毎年4万人も子どもたちが参加してくれているんです。その中からピースメッセンジャーに委嘱した子どもたちは、ニューヨークの国連本部を訪問するなど、さまざまな活動に熱心に取り組んでくれています。

河村選手:4万人はすごいですね!しかも国連にも行けるなんて、子どもたちにとって貴重な経験になりますね。

山中市長:そうなんです。自ら発信する機会ってすごく大切ですよね。今後も、熱意を持った子どもたちが、生きた英語に触れ、自分の考えを発表できる場をつくっていきたいと思っています。

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